https://www.pref.nagano.lg.jp/ringyosogo/joho/minigijutsu/documents/mini02.pdf
さて、これだけの被害が発生しているのに、どうして、枯れないと言えるのでしょうか?
実は、これらの食害は、8月に発生します。
この時期は、その年のカラマツの成長が終わる頃なので、カラマツとしては葉を落とす準備がはじまっている季節です。一年分の成長をほぼ終えた時期に食害を受けると言うことで、カラマツの生長にはほとんど影響がなく、しかもこれらの昆虫は柔らかい葉だけを食べるため、堅い冬芽に手を出すことなく、カラマツが枯れることはほとんどありません。
こうした大発生は、2~3年にわたって続くこともありますが、時間が経つにつれて、天敵等が増加するため、一気に終息します。
カラマツの成長に重大な影響はなく、枯れることもほとんどありませんので、お金をかけて防除をするということはほとんどいらないと思いますが、被害発生の情報共有や被害の経過観察をしていただき、今までに無いような長さで被害が続くようなことがあれば、ご相談いただければ幸いです。
〈本件に関するお問い合わせ先〉
林業総合センター 育林部
TEL:0263-52-0600
FAX:0263-51-1311
メール:ringyosogo@pref.nagano.lg.jp
このブログや記事に関するお問い合わせ窓口
林務部 森林政策課
TEL:026-235-7261
FAX:026-234-0330