2011.12.21 [ 味・食文化 ]
すんきコンクール~乳酸発酵でつくる無塩の漬け物~
自慢の自家製「すんき」を持ち寄って、味などを競い「名人」や「達人」を決める『第18回 すんきコンクール』が、12月12日にすんきの本場木曽で開催されました。
まず初めに、「すんき」とは!!
長野県の木曽地方だけに300年以上伝わる伝統的な漬物です。
左:すんき 中:漬け込み風景(王滝村) 右:漬け込み完了のすんき(王滝村)
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漬け物と言っても、普通の漬け物とは全く違い、全く塩は使いません
乳酸発酵で作る、全国でも非常に珍しい漬け物です
生きている菌の力を借りるので、菌の種類、材料、漬け込む温度などで味や外観が大きく変わります。
木曽地域以外で漬けると気候が違い、本場の味にするには難しいようです
ちなみに、材料は長野県の伝統野菜(長野県農政部のホームページにリンク)に認定されている「木曽の赤かぶ」(木曽農業改良普及センターのホームページにリンク、PDFファイルです)を使います。
作り方はこちらをご覧ください⇒「すんき作りに挑戦」(平成23年12月6日掲載記事)
コンクール当日は、東京や名古屋からも漬け物自慢が駆け付け、合計で56点の自慢のすんきが出品されました。
まず、出品されたすんきはPH値を測定し、番号だけが書かれた器に入れられ審査会場へ展示されます。
いよいよ審査開始です。
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