2011.12.26 [ 歴史・祭り・ひと ]
岩華観音~義仲ゆかりの馬頭観音~
先日、中山道を歩いた際に見た大桑村の岩出観音のことを調べたのですが、木曽には岩出観音と合わせて三大観音がある、ということを知りました。
それは見てみないとなぁ、と思い立ち今回訪れてみたのがそのひとつ、木曽町木曽駒高原にある岩華観音(いわはなかんのん)です。
木曽義仲が築城の際に水の手を祀っていた祭神が、その後地元の人々に馬頭観音として厚い信仰を受けるようになったのが、岩華観音の由来だそうです。
実際に訪れて驚いたのですが、観音堂の周りの岩肌に古くからの石仏が数多く寄り添って置かれてあり、周囲の喧噪から忘れさられた静かな空間と相まってとてもすばらしい場所でした。
(本当にびっくりしましたが、なんでこんなに忘れ去られちゃっているんでしょうね。小さな観音堂だからかなあ。道中、案内するようなものもほとんど見ないですしね。)
岩華観音は木曽駒森林公園のすぐ山の手側(東側)にあります。
観音堂はここから20~30mほど岩山を登った所にあるのですが、観音堂のそばに近づくとその参道沿いにたくさんの古い石仏が奉られています。
いや本当に石仏がたくさんあるのですが皆古く、この観音様が昔から地元の人の厚い信仰を集めていたことがひしひしと感じられます。
観音堂の中には明治、大正、昭和初期の頃の馬の写真が奉納されていて、ここからも地元の人の信仰の厚さがうかがえます。
裏手から見るとこの観音堂が岩山の上にちょこんと建てられているのがわかりますね。
観音堂から降りてきたところ地元の方がちょうどいらしたので、お話しを伺うことができました。
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