信州森林づくり応援ネットワーク

あなたにちょうどいい森林との付き合い方を探す場所、それが「信州・森林づくり応援ネットワーク」です。楽しみ方を発見すれば、森林との距離はグッと縮まりますよ。信州には、森や山などの自然に魅了されている多くの人がいます。そんな人々が、きっかけのほしいあなた、つながりを求めているあなた、スキルアップしてみたいあなたをご案内します。信州の木を使った取組の話題もありますよ。

長野県魅力発信ブログ > 信州森林づくり応援ネットワーク > 【情報発信】信州「森に通う道」 > 樹木 > 巨樹・古木 > 【信州「森に通う道」シリーズ】パワースポット近くのカツラの巨木 ~結の桂(ゆいのかつら)~

【信州「森に通う道」シリーズ】パワースポット近くのカツラの巨木 ~結の桂(ゆいのかつら)~

「巨樹・古木」好きの森林政策課のCです。

今回は、先日、春の暖かな日差しの中、南アルプス前衛の入野谷山(いりのややま、山頂1,772m)へ登った際に出会ったカツラの巨木「結の桂」を紹介します。

入野谷山と言っても「ああ、あの山ね」とわかる人は少ないと思います。この山は、伊那市と大鹿村を結ぶ峠で、ゼロ磁場のパワースポットとして知られる「分杭峠」(ぶんぐいとうげ、標高1,424m)の南東に位置する尾根にあるピークで、遠くから見ても目立たない山。分杭峠がパワースポットとして有名になり、訪れる人も多くなったことから、地域の自然にもっと親しんでもらおうと数年前に登山道が整備されました。

この山、今回初めて登ったのですが、大変癒される良い山です。途中途中に様々な見どころがあり、登っていて退屈しません。眺望の良い場所からは、南アルプスや遠く中央アルプスの山並みも望めます。峠から山頂や展望地点まで半日で行って来られる手軽さも魅力。

そんな魅力ある入野谷山のスポットの1つがカツラの巨木「結の桂」。登山コースも含め、紹介していきます。

 

分杭峠から東側の山中に入る林道を200m程入った所に入野谷山の登山口があります。
写真1













毛筆で「熊に注意」と表示されるとなぜか恐怖が増幅・・・。
写真2


















最初、シラカバの明るい林を歩き、高度を上げていきます。北には戸倉山(伊那富士)の姿が見えます。
写真3













やがてカラマツ林に変わります。林内は明るく、非常に歩きやすい登山道です。
写真4


















トリカブトでしょうか。他の植物はあまり見当たりませんが、これは多くありました。
写真5














沢を二つ越え、登り始めから40分程経った頃、周囲に広葉樹が多くなり、そこに2本の大木が現れます。これが「結の桂」。カツラの巨木です。
こちらは上にある木。地面に近いところで株分かれし、太い幹が何本も天に向かって伸びています。

写真6

 

 
















写真7

















写真8

















こちらは下の木。上の木よりも少し細いでしょうか。
写真9

 

















写真10














カツラの巨木が2本並んで森を形成している場所。特別な空気が流れています。そんな雰囲気から「結の桂」と名付けられたのでしょうか。まだ新緑になっていないため、陽当たりが良く、しばらく腰を下ろして、巨木達からパワーをいただきました。

さて、巨木に手を合わせて登山の安全を祈り、山頂への道のりを進みます。

沢を一つ越えます。
写真11


















尾根まで一気に登り、あとは比較的緩やかな尾根道を歩きます。所々にピンク色のテープが巻いてあり、道を見失うことはありません。西はカラマツ、東はダケカンバやミズナラ等の広葉樹林。とても快適です。
写真12

 

















写真13



















そして頂上に到着。標高1,772m。眺望は良くありません。「伊那なにも(1772)見えない」で標高が覚えられそうです(笑)。
写真14


















でもこの時期は、木々に葉が付いていないので、林間から南アルプスが。仙丈ケ岳や北岳が見え隠れします。
写真15












ここで終わらないのが入野谷山。尾根をそのまま南へ20分程行くと、標高1,840mの展望地点があるとのことで、そこまで足を延ばします。

尾根道は明るく快適そのもの。どんな景色が待っているのか楽しみです!
写真16

 











そして、展望地点までやってきました。笹原が広がる開放的な尾根です。遠くには、乗鞍岳や北アルプス穂高連邦が見えます。伊那の経ヶ岳や高烏谷山、戸倉山の山々も。
写真17

 











東には南アルプスの仙丈ケ岳、北岳、間ノ岳の雄姿が。
写真18

 

 















写真19












そして南には、塩見岳、その手前には二児山。
写真20

 












西には中央アルプス。木曽駒ヶ岳や空木岳などの名峰が望めます。
写真21

 








展望地点でゆっくり弁当を食べてから下山しました。カツラの巨木に会えただけでなく、こんな美しい景色が楽しめ、満足の山旅となりました。

入野谷山。とっても良い山でした!

※ 里山など案外身近な所で巨樹・古木は私たちの暮らしを見守っています。さて、次は、どんな巨木との出会いがあるでしょうか。

参考までに、これまでブログにアップした巨木情報のリンクを貼り付けます。
①権現山のダケカンバ(伊那市)http://blog.nagano-ken.jp/kamiina/nature/564.html
②経ヶ岳山麓の巨木(伊那市・吹上のイチョウ、南箕輪村・大泉川源流のブナ等)http://blog.nagano-ken.jp/kamiina/nature/553.html
③長野県で最も太いサワラ(伊那市・前平のサワラ、仲仙寺の相生スギ等)http://blog.nagano-ken.jp/kamiina/nature/533.html
④長岡八幡宮のハリギリ(箕輪町)http://blog.nagano-ken.jp/kamiina/nature/519.html
⑤信大農学部のユリノキ並木(南箕輪村)http://blog.nagano-ken.jp/kamiina/nature/504.html
⑥ケヤキの巨木(箕輪町・木下のケヤキ、伊那市・白山社八幡社合殿のケヤキ)http://blog.nagano-ken.jp/kamiina/nature/473.html
⑦アカマツの巨木(伊那市・久保田のアカマツ、長谷のカラカサ松、駒ヶ根市・馬止の松)http://blog.nagano-ken.jp/kamiina/nature/449.html
⑧みどりの少年団の森のメタセコイア(箕輪町)http://blog.nagano-ken.jp/kamiina/nature/405.html
⑨サクラの名木(箕輪町・中曽根のエドヒガン、南箕輪村・北殿のエドヒガン)http://blog.nagano-ken.jp/kamiina/nature/397.html
⑩陣馬形山のブナ(丸尾のブナ)http://blog.nagano-ken.jp/mori/%e3%80%90%e6%83%85%e5%a0%b1%e7%99%ba%e4%bf%a1%e3%80%91%e4%bf%a1%e5%b7%9e%e3%80%8c%e6%a3%ae%e3%81%ab%e9%80%9a%e3%81%86%e9%81%93%e3%80%8d/7717.html
⑪セラピーロードでリフレッシュ!~「信州大芝高原みんなの森」の春~https://blog.nagano-ken.jp/mori/%e3%80%90%e6%83%85%e5%a0%b1%e7%99%ba%e4%bf%a1%e3%80%91%e4%bf%a1%e5%b7%9e%e3%80%8c%e6%a3%ae%e3%81%ab%e9%80%9a%e3%81%86%e9%81%93%e3%80%8d/8271.html

LINEで送る

このブログのトップへ