信州森林づくり応援ネットワーク

あなたにちょうどいい森林との付き合い方を探す場所、それが「信州・森林づくり応援ネットワーク」です。楽しみ方を発見すれば、森林との距離はグッと縮まりますよ。信州には、森や山などの自然に魅了されている多くの人がいます。そんな人々が、きっかけのほしいあなた、つながりを求めているあなた、スキルアップしてみたいあなたをご案内します。信州の木を使った取組の話題もありますよ。

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信州はカラマツ王国~長野県の森林・林業は今?①~

 このブログでは、県内で森林・林業関係の活動をするNPOのみなさんや市町村の林務担当者、県林務部の現地機関から寄せられたイベント情報や、森林・林業に関係するトピックを掲載しています。

 できれば、毎日このような情報を掲載できればいいのですが、中にはこのような情報提供ができない日もあります。

 そこで、そのような日については、少し堅苦しい話題になってしまいますが、長野県の森林・林業の現状や、県の森林づくりの取組について、不定期のシリーズという形で掲載しようと思います。

 できるだけ分かりやすい表現や、できるだけ多くの写真・図を使用するように努めますので、ご愛読をよろしくお願いいたします。

<長野県の森林・林業は今?① 信州はカラマツ王国>

 標記シリーズの第1回目となる本日は、長野県の森林の構成についてです。

 長野県の森林面積は約106万ヘクタールで、広さは全国で第3位です。
 そのうち、約3分の1が国が管理する「国有林」、残りの3分の2が「民有林」と呼ばれています。
※国有林は、長野県の場合、中部森林管理局さんが管理しています。

 「民有林」についてその内訳をみますと、一番多いのが、個人のみなさんが所有される森林で約43%、次いで市町村が所有する森林が約16%です。
 もう少し大きい括りにすると、県・市町村・財産区などが管理する「公有林」が約4分の1、残りの約4分の3が「私有林」ということです。

 次に、長野県の民有林について、森林を構成する樹種ごとの状況をみてみましょう。
 まず、全体の約半分が人の手がほとんど入っていない「天然林」、約4割が過去または現在も人の手により森林整備が行われている「人工林」となっています。
※残りは、竹林、伐採跡地、未立木地などの「その他」に区分されています。

 このうち、人工林の樹種構成は以下のとおりで、約半分が「カラマツ」となっており、全国でも有数のカラマツ王国となっています。
 長野県では、特に東信地域のカラマツが有名で、浅間山麓などでは秋の紅葉など、信州を代表する景観を形成しています。

<次回に続く>

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