信州森林づくり応援ネットワーク

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床掘検査とは?

<下伊那の治山現場レポート>

 こんにちわ
 担当Sです

 先日丁張(ちょうはり)検査を実施した現場で、土砂を掘り終わったので、床掘(とこぼり)検査を実施してきました。

 丁張検査の時と現場が様変わりしています。

 この現場では、設計時の予想と岩盤の出る位置が違った上に、岩盤が非常に硬く、掘削に一寸手間がかかってしまいました。

 これが左岸(下流に向かって左)

 写真の上部に横に這っているのはパイプです。
 直径50㎝が二本。
 これは、この沢に流れている水を現場に入れないために設置しています。

 これが右岸(下流に向かって右)

 これが掘りあがり
 写真の上側が下流になります。
 ごらんのとおり、非常に硬い岩が出ています。

 床掘検査では
 ・掘った高さ
 ・向き
 ・大きさ
 が、設計どおりになっているかを検査します。

 モチロン合格です。

 さて、今回非常に硬い岩が出ました。
 調べたところ、コンクリートより数倍硬い数値が出たほどです。
 このため、掘るのには非常に苦労しました。

 とはいえ、岩の割れ目が発達していたので、
 火薬(ダイナマイト等)を使うほどではなく
 重機(バックホウ;パワーショベルみたいなもんです)で掘れました。

 重機のシャベルの代わりに、こんな器具をつけて岩を砕きます。
 アイスピックのお化けみたいなもんです
 アイスピックと違うのは、この器具は油圧で先っぽが飛び出す様に動きます。

 アーマードトルーパー(古!)のパイルバンカーみたいなものです。
(出展:装甲騎兵ボトムズ)

 あ、ちなみに、マシンガンみたいに薬莢を排莢したりしませんよぉww
 それはそれで、凄い絵ですけど・・・・・・

 現場では“ペッカ”とか“ブレーカー”と呼んでいます。


 こんな感じで叩きます。

 そして
 こんな感じになります。

 そして、この砕けた岩を普通のシャベル(モチロン重機のですよ)で掘り出します。

 さて、そんな現場ですが
 こちら

 ナントカアゲハ、って言うんでしょうか?
 良く飛んできます。

 検査中もオニヤンマがウロウロしていましたww
 流石に写真を撮る事はできませんでした・・・・・・

 周辺にはシカも相当生息しているようですし
 やはり山の中だけに自然が豊かです

 ヤマビル要りませんが・・・ orz

<本件に関するお問い合わせ先>
下伊那地方事務所林務課治山第二係
TEL:0265-53-0430
FAX:0265-23-3393
メール:shimochi-rimmu@pref.nagano.lg.jp

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