2011.08.15 [ 下伊那/治山レポ ]
床掘検査とは?
<下伊那の治山現場レポート>
こんにちわ
担当Sです
先日丁張(ちょうはり)検査を実施した現場で、土砂を掘り終わったので、床掘(とこぼり)検査を実施してきました。
丁張検査の時と現場が様変わりしています。
この現場では、設計時の予想と岩盤の出る位置が違った上に、岩盤が非常に硬く、掘削に一寸手間がかかってしまいました。
これが左岸(下流に向かって左)
写真の上部に横に這っているのはパイプです。
直径50㎝が二本。
これは、この沢に流れている水を現場に入れないために設置しています。
これが右岸(下流に向かって右)
これが掘りあがり
写真の上側が下流になります。
ごらんのとおり、非常に硬い岩が出ています。
床掘検査では
・掘った高さ
・向き
・大きさ
が、設計どおりになっているかを検査します。
モチロン合格です。
さて、今回非常に硬い岩が出ました。
調べたところ、コンクリートより数倍硬い数値が出たほどです。
このため、掘るのには非常に苦労しました。
とはいえ、岩の割れ目が発達していたので、
火薬(ダイナマイト等)を使うほどではなく
重機(バックホウ;パワーショベルみたいなもんです)で掘れました。
重機のシャベルの代わりに、こんな器具をつけて岩を砕きます。
アイスピックのお化けみたいなもんです
アイスピックと違うのは、この器具は油圧で先っぽが飛び出す様に動きます。
アーマードトルーパー(古!)のパイルバンカーみたいなものです。
(出展:装甲騎兵ボトムズ)
あ、ちなみに、マシンガンみたいに薬莢を排莢したりしませんよぉww
それはそれで、凄い絵ですけど・・・・・・
現場では“ペッカ”とか“ブレーカー”と呼んでいます。
こんな感じで叩きます。
そして
こんな感じになります。
そして、この砕けた岩を普通のシャベル(モチロン重機のですよ)で掘り出します。
さて、そんな現場ですが
こちら
ナントカアゲハ、って言うんでしょうか?
良く飛んできます。
検査中もオニヤンマがウロウロしていましたww
流石に写真を撮る事はできませんでした・・・・・・
周辺にはシカも相当生息しているようですし
やはり山の中だけに自然が豊かです
ヤマビル要りませんが・・・ orz
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