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ドローン利活用の道について(浅科幹線の紹介)

こんにちは。農地整備課のKS43です。

先月投稿させて頂いた「浅科小学校の五郎兵衛用水見学」でも触れましたが、今年度から県の農地整備課では、ドローンを導入しました。
この発端となったのは、昨年の台風19号災害です。
災害発生の翌日、OBから頂いた数枚のドローン写真。
それは、広範囲にわたる被災状況が一目で確認できるもので、地上からの被害調査では得ることが出来ない情報が集約されていました。
鳥の眼を持つ、ドローンの有用性に気付かされる資料となりました。

その災害から1年が経ちました。

あらためて、被災された皆様、ご家族、関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
そして、復旧・復興が進み、早く元の生活を取り戻せるよう私たちも全力で応援してまいりたいと思います。

さて、ドローンが導入され半年足らずですが、当課ではその利用方法を色々試しています。
これから、数回にわたり、その内容についてお話しできればと思います。

先ずは、先日話題とさせて頂いた「五郎兵衛用水」
先日伝えきれなかった内容について、ドローンで撮影した写真を使ってお話ししたいと思います。

こちらの写真は、五郎兵衛新田と蓼科山を浅科小学校上空から撮影したものです。
手前の水田地帯を斜めに横断する緑の線、これが五郎兵衛用水の末端、「築堰(つきせぎ)」と呼ばれる水路です。

この水の源は、蓼科山のふもと、写真の矢印の辺り(標高1850m付近)から流れてきたものです。
「五郎兵衛用水」を拓いた市川五郎兵衛は、この水源を3年半かけて探し出した後、本格的な水路工事に着手したと伝えられています。
これほど離れた場所から、山を迂回し、時には穿ち、谷を越えて水を引き、水田を拓く・・。

人力のみでこれを成し遂げた、市川五郎兵衛や当時の人たちの、並々ならぬ決意と努力が伝わる一枚だと思います。
末端の水田地帯とその水源を一枚に収め、その遠大さを実感できるのも、「鳥の眼写真」だからこそです。

一瞬で「伝える力」を感じます。
(とは言え、説明書きなど編集はしていますが・・・汗)

ドローンは、昔は中々得ることが出来なかった視点で、簡単に写真を撮影することが出来ます。
災害の状況を一目で俯瞰できる写真、点在する施設の位置関係が一目でわかる写真、迫力ある宣材写真・・・
様々に活用が出来そうです!

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