皆さん、こんにちは。
農政課のフードコーディネーター®です
今まで、「ほっとスタッフブログながの」を通じて、主に、食べものに関するご案内をしてきましたが、今回は長野地域を代表する観光スポット、善光寺で行われました「東門開き」についてご案内します!
皆さん、そもそも「東門開き」って知っていますか?
善光寺では、毎年、1月7日~15日にかけ「御印文頂戴(ごいんもんちょうだい)」が行われます。
※「善光寺 御印文頂戴(ごいんもんちょうだい)」 とは・・・
善光寺如来のご分身といわれる三判の宝印「御印文」を、僧侶が参詣者の頭に押し当てる儀式です。落語『お血脈』でも有名な善光寺御印文は、体に押すと極楽往生が約束されるといわれ、古くから「ごはんさん」という愛称で親しまれています。
=善光寺ホームページから引用=
「東門(とうもん)開き」について大雑把にご案内しますと・・・
この御印文頂戴の最終日である1月15日の早朝のみ、ふだんは閉められている善光寺の本堂の西側(向かって左側)の扉が開かれ、僧侶から御印文頂戴を受けるとともに、「白膠木(ぬるで)の杖」をいただくことを「東門開き」言います。(と、筆者的にはこのように理解しています)
この「白膠木(ぬるで)の」杖は、極楽浄土へと導いてくれると言われるとてもありがたい杖なんです!
以前、あるテレビ局の紀行番組でも、この模様が取り上げられました。
筆者は、この紀行番組を見て、「極楽浄土へ導いてもらうため(?)、是非、手に入れなければ!」と思い参加しました。
今から、3、4年前に1回いただきにあがりましたが、その後はなかなか都合がつかなく(ただ寒いのが我慢できないだけ。)現在に至りました。
どうしても、両親のため、2本いただかなくては!と、一念発起し、今回いただきに上がりました。
1月15日、朝3時30分に起床し、身支度を済ませ、車で善光寺に向かいましたが、車のガラスにはびっしりと霜がついており、溶かすのに長い時間を要しました・・・。
行く途中、看板の温度計を見ると0℃!
あー、この中1時間以上並ぶのか。これは大変だ!と思いながら暗闇の中、車を走らせました。
近くの駐車場に車を停め、善光寺に向かいましたが、時折吹く冷たい風が、とても堪えました。
4時20分頃、善光寺に到着し本堂に向かうと、当然まだ真っ暗で、善光寺は暗闇に包まれていました。
もう既に50名位の皆さまが並んでおり、聞き耳を立てると、早い人は朝2時から並び始めたとおっしゃっていました。
※暗闇につつまれた善光寺の写真はあるのですが、掲載の許可をいただいておりませんので、暗闇に包まれる善光寺をイメージしてください。
また、境内は撮影禁止となっていますので、善光寺に参拝されたことがある方はイメージしてください。
前回並んだ折には、6時近くから配布されましたので、あと1時間半、いかに過ごすか。今回は一人で参加していたので、話し相手もいないし、あーなんて暇なんだろう!携帯電話を見たり、音楽を聴いたりしましたが、なかなか時は過ぎません。時間よ、早く流れてくれ!
1時間ほど経ったころでしょうか、関係者の皆さまが準備を始め、本堂正面の一番左の扉が開きました!
「お願いします!寒いから、兎に角早く配布してください!!」の願いが通じたのか、前回参加したときより早く、儀式が始まりました。(きゃーうれしい!)
順々に、普段は閉められている本堂に向かって左(西)の扉に進みます。
いよいよ自分の番になりました!
最初にお布施をお渡しし、その後、「白膠木(ぬるで)の杖」をいただきます。今回の白膠木の杖は、前回に比べとても立派でびっくりしました。
杖をいただいた後、西の扉近くで、善光寺如来のご分身といわれる三判の宝印「御印文」を、1回でもご利益があるのに、これを3人の僧侶の皆さまから、1回ずつ、計3回、頭に押し当てていただき、扉を出ました。
あー!なんて清々しい気分だ!これで、極楽浄土、間違いなし!!
と、一人笑顔で、駐車場に戻りましたが、とにかく体が冷えましたので、早朝6時よりオープンしている、長野県庁の奥に位置する、奥裾花渓谷下流の天然温泉「うるおい館」へ直行しゆっくり体を温め、笑顔で出勤しました。
お待たせしました。
こちらが、いただきました「白膠木の杖」です。
並んでいる皆さまに聞き耳をたてると、300本近く用意されているようです。
絶対にいただきたい方は、少なくとも、1時間前には並び始めた方が良いかと思われます。
「白膠木の杖」が授与されるのは毎年1月15日。
真冬の早朝並ぶのはとても寒くて辛いですが、極楽浄土へ導く、「白膠木の杖」をいただきに、善光寺へ出かけませんか。
(終)
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