2014.08.09 [ 長野地域の【自然】 ]
つれづれなる水の流れ ~上沖土地改良区の活動~
農地整備課の「NN46」です。
今回は、坂城町にある上沖土地改良区の活動に参加させていただきました。
これは上沖土地改良区の啓発事業を、坂城町坂城小学校5年生の総合学習の一環として、6月27日の授業で行ったものです。
講師は、もちろん埴科郡坂城町上沖土地改良区理事長の中沢巳木さんです。
授業は、「坂城町の農業の今昔と21世紀の創造にむけて」というテーマで、今年で13回目になります。ですから中沢さんが理事長になってから、毎年続けられてこられた大切な土地改良区の行事です。
当日は、8時45分から10時5分まで、休憩を入れての80分間講義は、家庭科室で行われました。
まずは歴史から。中沢さんが小学校5年生の時はちょうど終戦で、当時の学童疎開の子供たちを含めて一日の生活について話をしていただきました。今の子供たちには想像もできないような世界の話でした。
それから産業のこと。今は衰退している養蚕から始まる農業の変遷、坂城町の工業について、最後は特産品であるブドウの栽培について説明がありました。
子供たちは、中沢さんからの質問に答えながら熱心に勉強していました。
次は楽しみな校外学習の時間です。
この日は天気もよく暑い日でしたが、子供たちにとってはワクワクするような時間です。小学校から歩いて、地域の様子をみながら、まずは、ブドウ畑に。
特産品のナガノパープルが可愛い実をつけていました。ちょうど2回目のジベレリン処理が終わったところです。
ここで、作物栽培には欠かせない農業用水の散水状況を、畑地かんがい施設であるスプリンクラーを稼働していただいて見学。ブドウには、棚に届かないように低い位置から散水しています。一方隣のリンゴには、高い位置からの散水です。作物の種類によって効率や栽培特性を考えて、適切な散水方法を採用していますね。
子供たちといえば、暑かったせいか散水の水に大はしゃぎ。
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