2014.06.12 [ 長野地域の【自然】 ]
こんにちは。農地整備課の新規職員Dです。
働き始めてから2か月が経とうとしています。
2か月と言うと短く感じますが、この期間に様々な現場へと連れて行ってもらいました。
その中でも先日行ってきたばかりのため池について書きたいと思います!
これは、長野市から戸隠バードラインを行くと左手にある大座法師池です。とても広いですね!天気も良く、飯綱山がくっきりと見えます。
実はこの池は、古くから農業のために利用してきたため池なんです。
ため池とは、降水量が少なく、流域の大きな河川に恵まれない地域などで、農業用水を確保するために水を貯え取水ができるよう、人工的に造成された池のことです。(農林水産省ホームページより引用)
これはため池の堤体にある、農業用水をため池から出す斜樋(しゃひ)という施設です。
昔のものだと、脇にある階段の一段一段に栓が付いていて、わざわざ手で開ける必要がありました。
近年では写真のように管の上部にあるネジを回すことで、わざわざ下に降りなくても全ての栓を開けることができるそうです。
続いて余水吐(洪水吐)という施設です。
これは、大雨の際、ため池が溢れないように溜まった水を流すための施設です。
このように、とてもきれいな景色で観光地にもなっているため池が、農作物の安定した栽培のために活躍しているんですね。
お昼はおそば屋さんへ行きました。
そこで、初めてそばだんご(写真左)というものを食べました。
外はカリカリ、中はもちもちで甘辛いタレに絡みおいしかったです^^
昼休みに近くの戸隠神社へ行き、災害が起きないようお祈りをしてきました。
このあたりは標高が高いからか、とても涼しく連日の山の中の現場より快適でした。
この後も国立公園の敷地内にある小鳥ヶ池と鏡池、霊仙寺湖、仁ノ倉温水ため池、田子池など数多くあるため池を見てきました。
温水を取水するためだったり、鉄分を沈殿させるためだったりと、農業用水を確保するだけでなく、地域の特徴に合わせてため池の造られた目的はさまざまであることがわかりました。
また、オオヨシキリやホトトギス、キツツキの仲間など多くの鳥の鳴き声や姿を楽しむこともできました。
(私は鳥に関してさっぱりなので、同行していただいたSさんに教えていただきました。)
これからもたくさんの現場に連れて行ってもらい、多くのことを学んでいきたいと思います!
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