2016.02.12 [ 子ども・若者長野地域の【暮らし】長野地域振興局 ]
長野消防協会(事務局 長野地方事務所地域政策課)が婚活イベントを開催します。
地域政策課のTSです。長野消防協会幹事もしています。
■なぜ、消防協会で出会い支援(婚活)を?
今、消防団員数が減少している中で、消防団員確保の取り組みが求められており、長野消防協会でも、平成27年度からの新たな取り組みについて、検討を行いました。消防団長、副団長、市町村事務担当者が集まる会議で、20ぐらいある案の中から決まったのが、消防団員の出会いの場を支援する事業(消防団員活動環境支援事業)と、県が実施する「信州消防団員応援ショップ事業」への協力でした。
消防団員の出会いの場の支援(婚活支援)は、既に先進事例もあり、県内でもいくつかの消防団が実施していますが、その集合体である消防協会の婚活支援は、おそらく県内でも初めて、全国でもあまり例がないことかと思います。
協会事務局としても、初めてのことなので、県次世代サポート課や須坂市消防団事務局(先進事例の一つ)、4市町村の少子化対策担当者さんたちにアドバイスをもらいながらのスタートでした。
(相談にのっていただいた皆さんありがとうございました。)
経緯とすれば、以上のようなことだったのですが、なぜ、団長・副団長たちがそれを選択したのかというところは、推測になるのですが、消防団の特徴として「人とのつながり」があげられます。未婚率の高さは、消防団員に限らず、今、全国でも高くなっているのですが、その地域の若者の状況を一番身近で見て、親身になってくれている人たちが、「人のつながり」がある消防団長たちなのではないのかと思います。団員の人たちと常日頃から接し、その人たちの様子をよく知る消防団だからこそ、たどり着いた結果ではないかなと思います。
■そもそも長野消防協会って?
そもそも、長野消防協会を知らない方も多いと思うので、まず、そこからですが、簡単に説明すると、長野市、信濃町、飯綱町、小川村の消防団の集合体です。
消防団員を会員とし、消防技術向上のために、長野協会としての大会(優勝チームが長野県大会に出場)の開催や、消防関係者の表彰、消防諸団体の事業に対する協力・調整を、4市町村の消防団の総意(代表)として行っている団体です。
4市町村の消防団の意見を集約するため、各団の団長、副団長での会議(代議員会)で意思決定をします。上部組織に、長野県消防協会、日本消防協会があり、4市町村の消防団員を会員とし、消防団相互の連絡を密にし、団員相互の親睦を図るとともに、防災思想の普及徹底と消防施設の改善等防火活動の強化を図るために活動している組織です。
■どのようなイベントを?
今回、長野消防協会がイベントを実施するに当たり、事務局だけではとても進められないため、事業の実行委員会をつくりました。長野市消防団の副団長を筆頭に、各消防団から2~5名の委員を推薦していただき、14名の実行委員会で具体的な内容の検討をしてきました。女性の視点が重要ということで、3名の女性団員もいます。
この中で、団員向けに婚活への関心やイベントの内容についてのアンケートを実施することになり、その結果、ゲームなどで楽しく交流できる婚活パーティーの開催を希望する人が多かったことや、参加しやすい場所ということで長野駅前での開催ということになりました。(その他にも、スポーツやアウトドアなどの体を動かすことも希望が多かったので、平成28年度以降に検討していきます。)
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