企画振興課の　山と空　です。

本当に暑い今年の夏。下界の暑さから逃れ、涼しい山と滝を巡る登山へ、９月第一週の土曜に行ってきました。

今回は須坂市の米子大瀑布（国指定名勝）を起点に、「根子岳」（ねこだけ：花の百名山（標高2207ｍ））、「四阿山」（あずまやさん：日本百名山（標高2354ｍ））までのコースを往復してきました。米子大瀑布は令和元年東日本台風災害により通行止めでしたが、復旧されて今年から行くことが可能となりました。

スタートは米子大瀑布の駐車場（標高1300ｍ）。須坂市街から狭い山道を通り車で30～40分かかります。朝暗い時間に運転していたら鹿に2回も会いました。登山に必須の登山届は、事前に電子申請で済ませておきました。

四阿山は日本百名山で、景色が素晴らしく人気のある山ですが、米子大瀑布から途中の根子岳までのルートはマイナーのため、どんな様子か心配しながらスタートしました。登って間もなく「熊鈴」🐻があり、ガンガン鳴らしながら山に入っていきました。

途中に渡った橋は整備されていて、感謝です。危険な個所はあまりないですが、稜線に出るまでに急な登りが何か所かあり、山用の装備とそれなりの体力は必要です。長野県と須坂市で設置した登山案内図も確認し、ニリンソウなどの花に癒されながら、樹林帯や根曲がり竹に囲まれた道を通り抜け、つづら折りを登りきると稜線に出ます。

笹に覆われた稜線上は、北アルプス（写真は白馬三山）や菅平高原を眺めながら気持ちよく歩けます。　しばらく行くと、根子岳に到着して小休止。正面に見える四阿山までは一度下ってまた登り返します。

一度下った後に四阿山への急登を上がりきると絶景の浅間山に出会います。四阿山頂上に到着すると、妙高・戸隠、北アルプス（写真は鹿島槍ヶ岳、五竜岳）、中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳、志賀高原など、長野県の大半の山を見渡せます。それから富士山も！　全国の山好きが集まるわけです。

山頂からの大パノラマを満喫したら、登ってきた根子岳方面に向けてUターンです。アップダウンでの転倒に気を付けながら、往路ではスルーした大瀑布を目指して下っていきます。