2025.12.05 [ その他 ]
【松代焼】作品は今こうなっています!乾燥の秘密と完成までの道のり
こんにちは、商工観光課のコウちゃんです。
「親子松代焼体験教室」に参加された皆さ~ん! 体験教室は短い時間だったけど楽しかったですね!(紹介記事はこちら)
あの日作った作品、今どうなっているか気になりますね![]()
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今回は、作品が完成するまでの大切な工程『乾燥と焼成(素焼き)』について松代陶苑さんに聞いてきました。
また、松代焼に興味のある方も、ぜひ最後まで読んでみてください。![]()
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陶芸は粘土を焼く前に乾燥させます、乾燥はただ置いておくだけではありません。
専用の『室(むろ)』というところでゆっくり乾燥させることで、ひび割れを防ぎます。

Q1. 「ひび割れ」って![]()
乾燥中に水分が抜けると、粘土が収縮し作品が小さくなります。

普通の部屋で乾燥させると、表層(表面)と内層(土の内側)に力のバランスが崩れ、細かいひびが入ります。 特に厚みのある部分や接着した箇所は要注意!
Q2. 乾燥させないとどうなるの![]()
乾燥が不十分だと、素焼の時に水分が急激に蒸発し、作品が割れてしまいます。
だから、しっかり乾燥させることがとても重要なんです。
Q3. どれくらい小さくなるの![]()
一般的に約10%ほど縮みます。
乾燥前の茶碗(18cm × 9cm) 乾燥後釉薬掛けの茶碗(16cm × 8cm)
乾燥前の湯呑(11cm × 11cm) 乾燥後釉薬掛けの湯呑(10cm × 9cm)
今回の作品でも約10%縮みました。
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さて皆さんの作品は![]()

現在は、乾燥と素焼きが終わり、釉薬を掛けて本焼きのときを待っています。
いよいよ完成となります。

「釉薬」については、次回のブログで詳しくご紹介します。
次回は、松代焼の美しさを決める“釉薬”の秘密に迫ります![]()
松代温泉水を使った独自の調合や、掛け具合で変わる色合いの違いを写真で比較。
職人の技が生み出す「青流し」の技を、ぜひお楽しみに![]()
松代焼の陶芸体験をご希望な方は松代陶苑さん(公式サイト)でご確認ください。
体験教室に参加された皆さんの作品は、乾燥と素焼きという長い旅路を経て、ついに本焼きの炎に包まれ、世界に一つだけの輝きを放ちます。
完成まであと少――し楽しみにお待ちください
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