農地整備課新人職員HYです。
今回は基盤整備係のGYさん、YSさんに現場視察を同行させていただきました。
向かった現場は小布施町です。
最初に視察したのはブドウ畑の一角にある揚水機場ポンプ設備の改修工事現場。
小布施町は、ブドウ、リンゴ、クリなど高品質な果樹栽培が盛んで、小布施観光の礎にもなっています。このあたりの多くの農地は井戸を水源とするかんがい施設が整備されています。老朽化した施設を改修し、かんがい用水の安定供給を確保するための工事です。
揚水機場の水槽部分の鉄筋検査をしています。
次に向かったのが小布施町郊外の幹線道路。
ここで新人の私は疑問が・・・
「農地整備なのになんで道路工事の視察なのだろう?」
この道路は、須坂市、小布施町、中野市を結ぶ通称“北信濃くだもの街道”と呼ばれる“広域農道”です。そう、「農道」なのです!
国道や県道、市道などとは違って、特に農業者の利用が多いため、農地整備の分野なのだと係長GYさんが教えてくださいました。
「へえ!」と思わず納得!
“北信濃くだもの街道”はその名の通り、農産物の運搬・流通のために大きな役割を果たしいて、なおかつ地域交通としても重要な路線となっています。
今回は劣化した路面を改良し、農道としての機能回復と安全性を確保するための工事を行っています。
現場を担当するのが2年目職員YSさん。
アスファルトの下に敷かれる路盤の仕上がりを確認しています。
路盤の厚みはアスファルトの耐久性に関係するのでしっかりチェックします。
現場に運ばれてくるアスファルトの積載運搬状況を確認。この時のアスファルトはアツアツで150℃以上あります。
今回の視察では、農地整備は農業の活性化だけでなく、流通や観光、さらには地域の生活の快適さまで広く影響していることを知ることができました。
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