9月の4連休明け、秋晴れの飯山市「なべくら高原森の家」で、森林セラピー体験をしてきました。林務課のwです。毎週のように飯山に来ている上に、”ナベ”つながりとしてはお恥ずかしいのですが、筆者は初なべくらです。長野市からは戸狩温泉スキー場を超えて「みゆきのライン」をさらに新潟方面へ数km走ると森の家に到着しました。
「森林セラピー」とは(長野県ウェブサイト)
緑の中にいると、さわやかな気持ちになったり、心が落ち着いたりすることを、誰もが経験的に知っています。この「森林浴」の効果について、科学的な解明が進められ、森林に代表される地域の自然をココロとカラダの健康づくりに役立てていこうとする取組みが「森林セラピー」です。
長野県内では、全国最多の10箇所の森林セラピー基地等が、地域の森林の特徴を活かした「森林セラピー」メニューを用意して皆さんのお越しをお待ちしています。
さて、当日は快晴で気温もちょうど良く、素晴らしい森林セラピー日和でした。リラックスするという意味では、天候は重要な要素ですね。
専属セラピーガイドの方の指導のもとセラピーロードをゆっくり歩いていきます。
ガイドの方は「森を五感で感じ取ってください。」と仰ったので、普段視覚を酷使している筆者は、できるだけ聴覚、嗅覚、触覚で感じ取ろうと試みました。
歩き始めて気づいたのは、歩道の心地よさ(触覚)。ウッドチップを敷き詰めてあり、しっかりしている反面、絶妙な柔らかさです。車いすで通行することが可能で、バリアフリーに力をいれていることがわかります。
良い匂いのする植物として、クロモジ、コシアブラを紹介してくださいました。コシアブラは食べる時期と葉っぱの形状が違っていて、見た目(視覚)では分からなかったのですが、匂いを嗅いだらはっきりわかりました(嗅覚)。ロードを奥に進んでいくと、クマがスギの樹皮を剥ぎ取った痕跡に遭遇しました。根元のウロにミツバチ?の巣があったようです(味覚)。
見事なブナの森。根が曲がっているのは、冬期間4mに達する積雪によるものです。
やわらかい林床にさらにヨガマットを敷いて寝転ぶ。これは何度やっても本当にリラックスできます。林冠からは木漏れ日が。そして、目を閉じると色んな音が聞こえます(聴覚)。鳥の声、風の音、ドングリ?が落ちる音、アマガエル?の鳴き声。筆者はいつの間にか裸足になっていました(第6感)。
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