農地整備課のKDです。
松本市内で開催された水田の水管理技術に関する現地見学会の様子についてお伝えします。
農研機構が開発した「ICTを活用した水田の水管理システム」は、水田の給水栓をスマートフォンにより遠方操作・自動制御することで、水管理の手間を削減するシステムです。
おいしいお米を育てるために、水田の水管理は重要です。
稲の生育状況に合った水位になるよう暑い日や夜間等を問わず水田へ行き、手作業で給水栓を調節する必要があります。
その手間を減らすために、このシステムは自動で給水栓を開閉し設定水位に調節します。
また、スマートフォンやタブレット等で水田の水位や水温、天候を確認し、離れた場所から給水栓を操作できるため、急な天気の変動や高温被害の対策にも有効です。
このシステムを使用することで、農業用水の管理労力を80%、用水量を50%削減することが可能です(農研機構による試験結果)。
こちらが給水栓に設置する本体です。
中継局を介してスマートフォン等で設定したとおりに給水栓が開き水位を調節します。
青い部分にはボタンが付いていて、現地で操作することもできます。
炎天下での見学会でしたが、多くの質問や意見が出てとても勉強になりました。
今後も現地見学会へ参加したら投稿したいと思います!
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