2022.12.27 [ まちづくり ]
「地域づくり講座『協働を改めて考える~ぼくらの協働を探す旅に出かけよう!!~』を開催しました!【地域づくりネットワーク長野支部】
こんにちは!企画振興課のBIWAです。
本日は、11月23日に「地域づくりネットワーク(やまびこネットワーク)」が支部会員さんと共催した地域づくり講座『協働を改めて考える~ぼくらの協働を探す旅に出かけよう!!~』のようすについてご紹介いたします
※こちらの記事でご案内していた講座です!
地域づくり講座開催のお知らせ「協働を改めて考える~ぼくらの協働を探す旅に出かけよう!!~」【地域づくりネットワーク長野支部】
地域づくりネットワークは、県内で地域づくりに取り組む皆さんのネットワークの構築を目指している団体で、愛称を「やまびこネットワーク」といいます。
詳しくはこちらの県ホームページをご覧ください!
今回の講座は、モジョコンサルティング合同会社の長浜洋二さんを講師にお迎えし、
・ 地域のグッドプラクティス(3団体による事例発表)
・ 長浜さんと事例発表団体によるトークセッション
・ 長浜さんによる「協働を考える」講義
・ 地域課題についてどのような「協働」が考えられるか意見を出し合うワークショップ
など、内容が盛りだくさん!感染症対策を講じた上で、3時間にわたって「協働」を学ぶ充実の講座となりました
会場では約40名の参加、そしてオンラインからの参加や、南信州からのサテライト参加もありました。
〇 地域のグッドプラクティス(事例発表)
長野地域での「協働」による地域づくり事例について、信州さらしな田毎の月プロジェクト実行委員会さん、NPO 法人みどりの市民さん、企業ユニオンさんの3団体から発表をいただきました。
コロナ禍ということもあり、ここ数年は地域づくり活動を行うのも一苦労…ということが多かったことと思いますが、発表された団体さん方はみなさん非常に工夫しながら実施されていました!
信州さらしな田毎の月プロジェクト実行委員会さん
このブログでもおなじみの団体さんですね。地元の児童に環境学習しながら工作してもらう「ペットボタル®」というランタンを、千曲市の姨捨棚田に設置&ライトアップして、「田毎の月」を再現するという取組について発表いただきました。
団体メンバーだけでなく、企業、地域住民、学校と、様々な団体が関わって実施したまさしく「協働」の事業です。
初年度は中学生に「ペットボタル®」の工作と設置に取り組んでいただき、2年目は小学生にも取り組んでもらおう…という計画だったそうですが、2年目に差し掛かり、コロナ禍でペットボタルの工作講師を県外からお呼びできないという緊急事態が発生。しかし、それならば初年度に学んだ中学生のみんなが小学生に教えよう!という学びのリレーが生まれ、まさにコロナ禍を逆手にとった発想で、より素晴らしい事業になったそうです。
NPO 法人みどりの市民さん
こちらは、NPOとして活動するみどりの市民さんと、県立大の学生さんが協働して市内のエシカル調査を実施した事業についての発表でした
学生の地域活動体験プログラム「地域まるごとキャンパス 」をきっかけに、県立大の宮下ゼミの学生さんとみどりの市民さんがつながったことから始まったそうです。
スキルや知識のあるNPOと、アイデア出しを得意とする学生が一緒に活動することで、互いの得意分野を活かし合い、コミュケーションを重ねながら取組をブラッシュアップしていったとのこと。
学生さんからは、「コロナ禍で、『地域活動をしたい、仲間づくりをしたい』と思ってもなかなかできない状況があったが、このようにNPOの方と関われて、一緒に取組むことができて勉強になった」との声。このように、「地域まるごとキャンパス」のような、つながりたい人たちがつながりやすくなる仕組みがさらに活用されるといいですね!
企業ユニオンさん
JT(日本たばこ産業株式会社)さんが中心となり、企業の地域貢献活動の推進のため、 他の企業にも呼びかけてネットワーク化した取組についての発表をいただきました
地域とのつながりによって社会全体をより良く、活性化する活動に取り組んでいるとのことで、現在は長野駅前周辺の企業に呼びかけて1か月に1回のゴミ拾い活動をしているそうです。なんと毎回 30 人以上の人が集まって活動中。かなり広い規模で取組を行うこともあり、1企業だけではなく、「共感」による「協働」、みんなで行う取組の力をあらためて感じました。
〇 長浜さんと事例発表団体によるトークセッション
3団体の発表の後は、講師の長浜さんから発表者さんへ質問し、苦労した部分や工夫した点など、取組のポイントを引き出していくトークセッションもありました。
どの活動も、主になってコーディネートする人の存在はもちろん、一人だけに頼り過ぎず、 参画する人たちがコーディネーションのエッセンスをもって活動していたことがうかがえました。
協働するにあたって、それぞれの「ミッション」の重なり合い、目的の共有の大切さ、コミュニケーションの大切さが浮かび上がり、地域づくりに関わるすべての者にとって、大変参考となるセッションをお聞きできました。
〇 長浜さんによる「協働を考える」講義
まちづくりの支援経験豊富な講師・長浜さんから、今回の講座タイトルである「『協働を改めて考える~ぼくらの協働を探す旅に出かけよう!!~』」を冠した講義をいただき、協働の成り立ちや協働を進めるための大切な考え方やコツについてお話していただきました。
〇 地域課題についてどのような「協働」が考えられるか意見を出し合うワークショップ
そして最後には、長浜さんの講義を踏まえて、参加者全員でワークショップに取り組みました。
「災害支援」「若者の市民活動への参加」「高齢者の孤立防止」「子どもの貧困」
「多文化共生社会」「観光・交流」「農林業」など、いくつかのテーマに分かれて、それぞれどのようなパートナーとどのような連携ができるか、どのようなつながりで活動を発展させていけるか等、意見を出し合い、最後にはまとめを発表しました。
私は「多文化共生社会」のグループに入り、ワークショップに取り組ませていただいたのですが、今回は本当にいろいろな方が参加されていたこともあり、お話ししたり意見を聞いたりアイデアを一緒に出し合うことで非常に勉強となりました。
こちらはオンライン参加者の方やサテライト会場でのワークショップの発表です。
会場が違っても、同じことに取り組み、考えられるのは良いですね!
様々な角度から、地域づくりや協働について学びを深める良い機会となりました!
このように、「地域づくりネットワーク(やまびこネットワーク)」では、他団体等と協力しながら、地域づくり活動に取り組む団体さんの活動を支援したり、団体さん同士がつながれるよう取り組んでいます。
現在、長野支部の地域づくり団体会員は21団体ですが、新規加入を随時募集しております。気になった方、気になった団体様はお気軽にお問い合わせください!
【お問い合わせ】
長野地域振興局 企画振興課
TEL:026-234-9501(直) FAX:026-234-9504
E-mail:nagachi-kikaku@pref.nagano.lg.jp
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