2022.08.10 [ 長野地域の【農業】 ]
新人奮闘記@農業農村支援センター③ ~米からブロッコリーの巻~
こんにちは!
長野農業農村支援センター新人のYです🔰
今回の題目を見て「えっ」と思われる方もたくさんいるかと思いますが、私も最初は驚きました😲でも、現在の日本の食糧事情を知ればこの題目の意味が分かります!
皆さんもご存知かとは思いますが、日本人の米消費量は減少の一途を辿っています。
このように米の消費量が減るということは、今と同じように作っていても売れないということですよね。
そこで、農業農村支援センターでは、現在「田」として使っている土地を、「畑」として活用し、野菜を育てようという取り組みに励んでいます。「畑」として活用した数年後には、本業の「田」に戻せる状態にしておくのがポイントです。
どのような野菜を育てるかは、価格の安定性や手間の度合いなどを考えて決めます。現在、県内の農業農村支援センターで推し進めているのが、ブロッコリーや白ネギです。
そして、今回は、県下の他地域における米栽培からブロッコリー栽培に移行したほ場(試験ほ場)を見学してきました。
ブロッコリー栽培で気を遣うのが、排水対策です。写真のブロッコリーはうねを高くした土壌に植えられています。こうすることで、周りが滞水してもうね内の根の部分に水が滞水せず、根が腐らないよう工夫しています。実際に視察した日の前日は大雨が降り、周りはまだ水が残っている状態でしたが、ブロッコリーには何の影響もありませんでした👌
ほかにも排水不良の場合の対策として有効なのが、「カットブレーカー」で、土の中に水が通る道を作る機械です。通常の畑でこのカットブレーカーを使うと、高うねの効果と一緒で、耐水せず根腐れ病(その名の通り、根が腐ってしまう野菜の病気)を発生させないようになっています🤗ただし、田には戻せません🙅♀️
野菜は敏感な生き物。水をあげなくてもダメ、与えすぎてもダメ。程よく水量を調節してあげることで、おいしい野菜になってくれます🥦🥦同じように肥料や水を与えても、大きく育ったり小さく育ったりするところは、育児と一緒ですね😂愛情込めて美味しい野菜を作ってくれる農家さんは凄いな~と実感するほ場見学でした。
最後までお読みいただきありがとうございました!
では、また🖐
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