2013.10.10 [ ろもうマン ]
ろもうマンのくねくね日記 その32
ろもうマンのくねくね日記 その32
「哀愁のヨーロッパ、ロモウマン・イン・オーストリア③ の巻」
怒涛の更新、オーストリア研修だよ!
研修内容のざっくり説明、続きだよ。
木材生産現場だよ。比較的急傾斜地での、タワーヤーダを使った搬出だ。
作業現場では、必ずこのような看板が掲出されるんだ。
林業作業中であることや、作業の時間などが書かれている(らしい・・・)。
こんな感じで、林道下の斜面から、タワーヤーダで木を引き上げているんだ。
写真には映ってないけど、手前には、バイオマス向けの細い丸太が積んであって、現場で用途別に仕分けていたよ。
わかりにくいけど、タワーヤーダは、1台のトラックにタワーと、ハーベスタのヘッドがついたアームとがセットになっている、コンラッド社製のコンビマシンなんだ。
つまり、このトラックを自走で乗り入れれば、これ1台で、すべての作業ができる仕組みなんだね!驚きだね!
これが搬器(木材を吊るして移動する)だよ。「リフトライナー」だ。
ここが林道より下方の伐採している現場。索張りは、約250mくらい(中間支柱あり)。
ちなみにこの現場は、最終的には小面積皆伐をするところだよ。
翌日に、コンラッド社(林業用機械を製造)の工場に行ったんだけど、これが、さっきの現場でも使っていたコンビマシンの全貌だ!
残念ながら、総重量オーバーのため日本ではそのまま使えないんだって。改良できたらいいね!
これもコンラッド社の工場にて。これは搬器だね。
上の写真は、工場の入り口だけど、オーストリア(へたしたら世界)を代表する林業機械メーカーの工場が、かなり山の中にあったのは驚いたね!
これは、うってかわって、平らな地形での木材生産現場だ。
ハーベスタ(ジョンディア社製)という、伐採から造材(細かく伐る)までを1台でできる機械だ。
構造的に、凸凹地形でも対応できるようになっている、ってのが伝わるかな?
ちなみに、1時間に6m3~12m3の木材を処理できるらしい(現場担当者談)。
で、ここの現場も小面積皆伐をしているようだ。なんでも、将来的には広葉樹の森を目指しているようで、まだ若い広葉樹が現場には残されていたよ。
研修は、室内講義のほかは林業関連メーカーのプレゼンがあったり、もう盛りだくさんで、おなかいっぱいだよ。
おなかいっぱいといえば、研修所での食事の一部を紹介しよう。
朝食。
昼食。
夕食(といっても、レセプションの様子)。
さてと、いよいよ次回からは、ろもう編だよ!
いつになるかわからないけど(小声)
・・・またね!
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