2017.03.21 [ 林業総合センター ]
林業機械伐倒シミュレータ体験
シミュレータを動かして映像を見ると、ブームの先端にある木をつかんで伐採するヘッドと呼ばれる部分が、重機を動かすたびにブラブラと揺れたり、あまりにも手前でヘッドを動かすと重機にあたる映像が映し出されるなど、リアリティ満点。
今回は、技術指導の方がいたことから、普段、高性能林業機械を使う機会が少なく、慣れない私でも、恐る恐る機械を前に進め、木をつかんで伐採する疑似体験をすることができました。
残念ながら、私が伐採した木は、玉切りのために送り出す方向を間違えて、アッという間に地面に落っこちてしまいましたが・・・。
玉切りしそこなった木が画面から見えなくなったので、「まあ・いいや!」と放置しておいて、次の木に向かおうとしたら、機械が前進しなくなりました。
困った顔をしていたら、技術指導の方が研修用に作った特殊なボタンを押して、ドローンで撮影したような重機を上から見た映像を投影してくれました。
そこには、先ほど切った木が邪魔をして機械が動けなくなっている現実が映しだされていました。
そんなところまで、リアルに再現しているのかとびっくりしましたが、こんな形で機械の操作を疑似体験できたのは貴重な経験となりました。
今回実演していただいたシミュレータは、本物の機械に比べれば、はるかに安い価格であり、これを機会に研修用として導入されたところもあるようです。確かに画面のリアリティは高く、操作レバーが本物と同じというのは、電車や飛行機などの操縦訓練に使用しているシミュレータと同じように林業の世界でも導入を考えてもよいかもしれません。
とはいえ、個人や一企業で購入できるような価格ではありませんし、機械自体もかなり精密な印象でしたので、購入した後のメンテナンスが大変かもしれないと感じました。
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