2016.05.20 [ 林業総合センター ]
林業総合センターが開発した「接着重ね梁」ってなあに?
しかし、細かい板を張り合わせる集成材は、上の写真のように木材同士の継ぎ目が目立つため、どうしても貼り合わせたイメージが強く、自然材料である木材を使ってはいるのですが、自然な風合いが少ないことが欠点でした。
今回開発した信州型接着重ね梁は、県内に多い間伐材を出来るだけ大きな断面で接着することで、天然の丸太をそのまま使った「無垢材(むくざい)」と似た質感を得ることが出来ます。
それだけではありません。今回認定された「信州型接着重ね梁」は、JISやJAS製品と同様の品質管理がされており、安全に梁桁材として使用することができます。
林業総合センターでも上の写真にある強度試験をはじめ、各種の性能試験を実施してきました。品質が保証され、見た目にも優れた「信州型接着重ね梁」は、長野県産材の強い味方として、長野県内だけではなく、広く全国で積極的に使ってもらえる資材です。
〈本件に関するお問い合わせ先〉
長野県林業総合センター 木材部
電話 0263-52-0600
ファクシミリ 0263-51-1311
メールアドレス ringyo@pref.nagano.lg.jp
<開発した製品に関するお問い合わせ先>
信州木材認証製品センター
〒380-8567 長野市岡田町30-16 長野県林業センター内
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