2016.05.20 [ 林業総合センター ]
林業総合センターが開発した「接着重ね梁」ってなあに?
林業総合センターです。
2016年4月25日に、林業総合センターと信州木材認証製品センターが共同で開発した「信州型接着重ね梁(かさねばり)」が国土交通大臣の認定を受けることが出来たので、5月13日に阿部知事が記者会見を行いました。
国土交通大臣認定と聞いても何のことだか?と思うかもしれませんが、これがとても大切なことなのです。
建物を建てる場合に必要となる建築基準法では、建築物の壁・柱・梁などの主要な構造物には、日本工業規格(JIS)または日本農林規格(JAS)に適合したものか、国土交通大臣が認定した材料を用いることが必要となっています。
今回認定を受けた「信州型接着重ね梁」は、梁(はり)と呼ばれる柱の上に渡して建物の上から荷重を支える部材です。梁材は、建物の建築物の中でも太い木材を必要とするため、全国で使われる梁材の9割が外国産です。
林業総合センターでは、外国産の梁を県産材に転換するために、これまでにも県内に多い間伐材を上手に活用する技術を開発しました。
以前には、小さな板材を接着剤でつなぎ合わせた集成材を使用し、松本市のやまびこドームや長野市のMウエーブなどの大規模な建物を建築しました。
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