信州森林づくり応援ネットワーク

あなたにちょうどいい森林との付き合い方を探す場所、それが「信州・森林づくり応援ネットワーク」です。楽しみ方を発見すれば、森林との距離はグッと縮まりますよ。信州には、森や山などの自然に魅了されている多くの人がいます。そんな人々が、きっかけのほしいあなた、つながりを求めているあなた、スキルアップしてみたいあなたをご案内します。信州の木を使った取組の話題もありますよ。

効率よく木材を搬出するために!

林業総合センター 指導部です。

 

森林に囲まれた長野県では、林業や木材産業は地域を支える産業の一つとして期待されていますが、生産コストが高いことなどが課題となっています。生産コストを下げるためには、労働生産性を高めることが不可欠です。

そこで、林業総合センター指導部では、伐採・搬出に関わる生産性を高めるための作業システムの調査を行っています。平成27年度には、この一環として中部森林管理局が実施した「生産性向上実現プログラム」に協力してきました。

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中部森林管理局が実施したこの事業では、長野県内各地の国有林でモデル事業地が設定され、国有林と県が合同で現地検討や調査を行うなど、実証試験を行ってきました。

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そして去る3月8日に、一年間かけて実施した今年度の取組み結果の発表会が中部森林管理局で開催されました。

 

林業の生産性を上げるとはいっても、実際にどのようなことをすればよいのでしょうか。

ここでは、林業総合センター指導部が実際に行っている調査の一端をご紹介します。

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生産性の調査で一番大切なのが、作業時間の管理です。そこで、実際の調査では、様々な作業を行っている現場に職員が出向き、作業の様子をVTRで撮影させて頂きます。

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加えて、休憩時間などの合間を縫って、作業をされる方からの聞き取りも行い、経験年数や作業の感想などをお聞きしながら、作業を改善させるためのヒントを考えます。

現場では、作業の邪魔にならないように行動するため、実際にどのような生産効率であるのかの検証は、持ち帰ってからの作業となります。

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集めてきた映像を大きな画面に投影し、コマ送りをしながら、作業ごとにかかった時間を分析します。分析に当たっては、対象となる木材の大きさや運んできた場所など様々な条件で把握することが大切なため、作業ごとの細かい情報をデータとして書き込みます。

こうしたデータを一つ一つ積み上げていくことで、実際に現場で行われていた作業の様子が再現され、一緒に集めてきた聞き取り結果なども含めて生産性の解析をすすめます。

 

単純に生産性の調査とは言ってみても、現場ごとに斜面の傾斜や道の整備状況、立木の状態など全てが異なっています。しかし、多くの現場を検証していくことで、労働生産性向上につながる共通した因子を見つけ出すことができれば、各地で活用できるようになると考えています。

 

〈本件に関するお問い合わせ先〉
林業総合センター指導部
TEL:0263-52-0600
FAX:0263-51-1311
メール:ringyosogo@pref.nagano.lg.jp

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