信州森林づくり応援ネットワーク

あなたにちょうどいい森林との付き合い方を探す場所、それが「信州・森林づくり応援ネットワーク」です。楽しみ方を発見すれば、森林との距離はグッと縮まりますよ。信州には、森や山などの自然に魅了されている多くの人がいます。そんな人々が、きっかけのほしいあなた、つながりを求めているあなた、スキルアップしてみたいあなたをご案内します。信州の木を使った取組の話題もありますよ。

山に学ぶ~林業士入門講座開始~

長野県林業総合センター 指導部です。

林業を核とした地域の課題解決を行うアドバイザーとしての役割を担うことが求められる「長野県林業士」を育てる「林業士入門講座」が、今年も7月から始まりました。
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山村地域の過疎化や高齢化が進行する中、長野県林業士には地域林業のリーダーとして地域が自立していくことを積極的に支援していく役割が求められています。
そこで、今年度の林業士入門講座では、「自分たちの地域を自立させていくため里山活用の方策を学び実行しよう」というテーマで、講座を開始しました。

初回の講座では、3日間をかけて長野県林業士としての自分の目標を固めるため、現場でお話を伺うことも大切だということで、7月13日に長野県の最北端にある栄村へ伺いました。

栄村で最初にお話をお伺いしたのは、2011年3月12日の未明に発生した栄村地震をきっかけに、震災で大きく被災した自分たちのふるさとである栄村の小滝地区を再生させるとともに、世代を受け継ぎながら未来に向けて地域を育てる活動を行っている小滝プラスの樋口正幸さん。
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樋口正幸さんのお話は、小滝地区に遺された古民家を活用した交流施設の中でお聞きし、震災があり、集落の存続が危ぶまれる中で、地域住民が一丸となって復興に向けて進んできたこれまでの歩みを語っていただきました。
受講生からも参加者や周りの賛同者の視点に立って、その人が主人公になるようなストーリーを作り出しているところが素晴らしいとの意見をいただきました。

その後、会場を栄村歴史文化館(栄村公民館)へ移し、震災をきっかけに被災した文化財の救出、保全を進めている「地域史料保全の会」の代表である中央学院大学の白水智教授から、救出した被災文化財を復元活用して皆さんに見ていただけるようにした「栄村歴史文化館」を見せていただくとともに、
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