2025.02.21 [ 農地整備課林務課商工観光課松本農業農村支援センター ]
若手職員のアイデアがついに実現!! 松本合庁のトイレをより快適に~樹木の精油活用プロジェクト~
②精油の抽出
まずはできるだけ材料を抽出装置にたくさん詰め込むために、前日切り出した材料を機械でチップにします。この作業、バリバリ音がしたり、チップが飛んできたりでなかなかきつかったです…!⓵作業がしやすいように木材をまとめる、⓶機械に入れる、⓷チップになった材料を回収するといった作業を交代しながら進めて行きました。チップにするとだんだん爽やかな香りが立ってくるのを感じました。そして葉はより香りが強かったです。

チップは75kgできました!枝と葉をよく混ぜ合わせます。

次はチップをメッシュの袋に詰めていきます。
袋に詰めたらいよいよ抽出が始まります。あらかじめ水を入れ、その上に材料が落ちないよう網を設置し、そこに袋を詰めます。ここで、材料を隙間なく詰めることが収量をあげる大切なポイントになります。

装置はセンターの職員さん手作りで、製作方法を知りたいとお客さんがやってくるのだとか。ドラム缶と塩ビパイプなどでできています。
このドラム缶に入れた材料は56kgでした。さてどれだけの精油が出てくるのでしょう??
ここから熱源となるヒーターのスイッチをオン!蒸された材料から出た精油成分が蒸気と一緒に立ち上り、ドラム缶から冷却管をつたっている間に蒸気は再び液体へと戻ります。すると、不思議なことに精油とアロマウォーターに分かれるのです!

上の茶色い液体ができたての精油です。

ろ過してきれいになりました!
約4時間後、抽出が終了!精油は220ml抽出することができました。
③アロマウッド作り

全員で木材をカット・やすりがけ・穴あけしました!
精油をどうやって香らせるか、4人で長いこと考えた結果、
「全てアカマツで作ればインパクトもある!?」
ということで…
ちょうどいい長さにアカマツの枝を切りそろえ、ヤスリで削ったところ
「なんか、いいじゃん!?」
さらに真ん中に穴を開けると
「ディフューザーに使われてるスティックもさせるじゃん!?」
とワイワイしながら作ることができました。
最終的にステキなアロマウッドができあがりました。
以上で二日間のうちにアカマツが精油とアロマウッドに生まれ変わりました
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