来て!観て!松本『彩』発見 歴史と伝統の城下町松本。のどかな田園風景安曇野。そびえたつ雄大なアルプス。自然と文化に彩られたまつもと地域の情報を、松本地域の県職員の発見を織り交ぜつつお届けします。 面白いこと新発見、知ってる人にも再発見、何だこれはの珍発見。当たり前だと思っていたことから、ローカルなことまで職員の発信する情報をお楽しみください。

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「信州山の日」イベントで木工体験 ~Mの1mm~

はじめまして。林務課のピエロです。魅力発信ブログへの投稿は8年ぶりぐらいで少し緊張していますがよろしくお願いします。

みなさんは「信州山の日」をご存じですか?実は7月の第4日曜日は「信州山の日」なんです。
山は長野県民共通の財産であり、貴重な資源でもあります。山の恵みに感謝するとともに将来にわたって山を守るため、長野県では平成26年に「信州山の日」を制定しています。
ちなみに、国民の休日である「山の日」は8月11日ですが、平成28年から休日になっており、「信州山の日」の方が少しお兄さん(お姉さん?)です。

さて、来年で10周年を迎える「信州山の日」ですが、それに先駆けて長野県の素晴らしい山々を知ってもらうためのイベントが7月17日(月)にキッセイ文化ホール様とabn長野朝日放送様の主催で開催されました。
イベントのメインは登山系ユーチューバーの「やぎちゃん」さん、乗鞍高原観光大使で歌手の「高橋あず美」さん、槍ヶ岳観光代表取締役の「穂刈大輔」さん3名のトークや、山岳に関するドキュメンタリー番組の上映でした。
当日は快晴で気温35℃を超える猛暑でしたが、トークなどを聞きに大勢の山好きの方が会場であるキッセイ文化ホールに来ていました。

 

そのイベントのブース出展として、県庁森林政策課と一緒に木工体験(イス作り)や長野県森林づくり県民税のPRをしてきましたのでその様子を少しお伝えします。
イスの材料は県内産のスギ材です。材料はイスが1脚出来るキットになっており、工程は材料を組み合わせながら、ズレないように釘を打ち込むだけですが、釘同士が干渉しないよう打ち込まなくてはならないため意外と難しいです。
当課若手有望株のM君は、県職員をやりながら老後は木工職人になるという野望を抱います。そこで、老後の勉強にと見本用のイスを最初に作ってもらいました。最初は少し緊張気味でしたが、慣れてくるとトンカチをふるう姿はまさに熟練した職人のようです。最終工程では複雑に交差する釘と釘の間をmm単位ですり抜ける離れ技に成功!!三苫の1mmならぬ「Mの1mm」と呼ばれ皆に絶賛?されていました。

 

12時から始まった木工体験には小学生や中学生、お子さんやお孫さんにイスをプレゼントしたいという方など、1回30分ほどかかる工程を17時までの間に15組の方に体験いただき大盛況となりました。みなさん白や茶褐色等のいろんな色合いや木目の材料をどのように配置するか工夫し、自分なりのデザインでイスを作成されていました。
全員が楽しそうに体験し、笑顔でイスを持って帰っていただいたおかげで、スタッフ一同充実した1日を過ごせました。ありがとうございました(全員見事にイスを完成することが出来たので、残念ながら「Mの1mm」については皆の記憶から消えてしまいましたが…)。

 

森林づくり県民税の目的や使途等についても、長野県PRキャラクターのアルクマに協力してもらい、ブースに来場された皆様へお知らせすることができました。また、森林づくり県民税PR用のノベルティ(アルクマ木製クリップやPR用シール)も皆様にお持ち帰りいただきました。
このような地道な活動によって、身近にある長野県の山や森林に対して、興味を持っていただける方が少しでも多くなる事を願っています。

 

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