い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

い~な 上伊那

2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

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巨樹・古木を訪ねて ~子供達を見守るメタセコイア~

林務課の巨木マニアCです。

 上伊那の巨樹・古木を紹介するブログの第8弾は、冬の間に最新ネタが尽きてしまったことから、昨年の秋に撮影した「メタセコイア」の巨木を紹介します。
 メタセコイア?って何か外国っぽい響きですね。スギ科の落葉高木で別名アケボノスギともいいます。中国四川省で約70年前に発見され、それまで化石でしか確認されていなかったため「生きた化石」として一躍有名になった樹木です。その後、挿し木や種子が日本に入り、各地の公園等に植えられました。紅葉がきれいな樹木としても知られています。

 小生などは、樹木名を覚えた学生時代、「めっちゃ(た)セコいやん」(関西弁で…face02)という覚え方をしましたが、この覚え方をするとたまに「メタセコイ」と書いて罰点をもらうことになりますので要注意!正しくは「メタセコイ」です。


 そんなメタセコイアの巨木は、箕輪町西部「ながた自然公園」の東側にある「みどりの少年団の森」にあります。50年生程度の樹木ですが立派な巨木で、箕輪町の「保存樹木」にも指定されています。「みどりの少年団」は上伊那地域で小学校を中心に21団結成されており、「少年団の森」は、そんな子供達に森林の中で様々な体験をしてもらおうと設置されているものです。


 メタセコイアの下はちょっとした広場になっていて、いろんな催しができるようになっています。地元高校(伊那北高校や上伊那農業高校)の強歩大会のチェックポイント(折り返し地点)にもなっているようで、「みどりの少年団」だけでなく、これまで何人ものヘトヘトな高校生も見守ってきたメタセコイアです。
その姿は「セコいやん」という暗記方法とは程遠い、懐の深さを感じさせますね。face02
 周囲には、樹名板付きの様々な樹木があり、木の名前を覚える勉強にもなります。とても良い環境ですので、皆さんもぜひ一度行ってみてください。icon01

※これまでの「巨樹・古木を訪ねて」は以下のURLでどうぞ。
①権現山のダケカンバ(伊那市)
 https://blog.nagano-ken.jp/kamiina/nature/564.html
②経ヶ岳山麓の巨木(伊那市・吹上のイチョウ、南箕輪村・大泉川源流のブナ等)
 https://blog.nagano-ken.jp/kamiina/nature/553.html
③長野県で最も太いサワラ(伊那市・前平のサワラ、仲仙寺の相生スギ等)
 https://blog.nagano-ken.jp/kamiina/nature/533.html
④長岡八幡宮のハリギリ(箕輪町)
 https://blog.nagano-ken.jp/kamiina/nature/519.html
⑤信大農学部のユリノキ並木(南箕輪村)
 https://blog.nagano-ken.jp/kamiina/nature/504.html
⑥ケヤキの巨木(箕輪町・木下のケヤキ、伊那市・白山社八幡社合殿のケヤキ)
 https://blog.nagano-ken.jp/kamiina/nature/473.html
⑦アカマツの巨木(伊那市・久保田のアカマツ、長谷のカラカサ松、駒ヶ根市・馬止の松)
 https://blog.nagano-ken.jp/kamiina/nature/449.html

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