い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

い~な 上伊那

2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

しあわせ信州 > 長野県魅力発信ブログ > い~な 上伊那 > 歴史・祭・暮らし > 二日灸すえる頃 【井月さんのこころ155】

二日灸すえる頃 【井月さんのこころ155】

 2013年8月31日 七草咲く穂屋祭の頃【井月さんのこころ24】
 2014年8月30日 秋を感じる頃 【井月さんのこころ75】
 2015年8月29日 穂屋祭の花野に 【井月さんのこころ129】

 県内の多くの諏訪系の小宮・末社も、諏訪大社と同じ申歳と寅歳が御柱年で、あちらこちらで御柱山出し祭が始っています。
  山出しのたより届きて春隣  青巒
     木遣音頭に伸ぶ温度計  朴翆

 ちなみに信濃国二之宮である矢彦神社(辰野町小野)と小野神社(塩尻市北小野)では、諏訪大社御柱祭の翌年の酉歳と卯歳の春に、三之宮である沙田(いさごだ)神社(松本市島立)では、酉歳と卯歳の秋に御柱を建てます。

 昔の人の云うことには「人を見たけりゃ諏訪御柱(一之宮)、綺羅(きら)を見たけりゃ小野御柱(二之宮)、衣装見たけりゃ三之宮」とされています。

 上伊那郷54か村の総鎮守でもある信濃国二之宮矢彦神社の式年造営御柱大祭は、天武朝が成立して間もない白鳳2年(西暦674年)初めて朝廷から勅使が下向して新宮を造営し、それ以降、卯歳と酉歳に正遷宮祭を式年祭として行うことに定めたと伝わります。

 ということで、矢彦神社の御柱祭は、次回寅歳の諏訪御柱よりも5年早く、来年の丁酉(ひのととり)歳に225回目が行われます。

 写真は、前々回平成十七年乙酉歳の御柱祭「矢彦壱」里曳きの出発木遣、小野地区木遣保存会の活動もいよいよ本格化します。
O 七歳ごとに巡り来る 式年祭の祭礼は
 国を鎮むる基いなり 国を造りし大神の
 大国主命の英霊や 事代主命が御本殿
 建御名方命に八坂刀賣命 諏訪明神は副殿に
 天香語山命 熟穂屋姫命 越の大神南殿に
 磐余彦(いわれびこ)に 誉田別(ほむたわけ)
 天皇(すめらみこと)は北殿に 明治之宮もおわします
 古(いにしえ)よりのご祭礼 初めて勅使が下向しは
 白鳳二年の天武朝 数えて今回酉歳は 二百と二拾と五回目で
 我がこの国の弥栄(いやさか)を 四本の御柱曳き建てて
   エーェ 護らせ給えや  エンヤンサー

 2013年7月6日  鯇(あめのうを)捕まえる頃【井月さんのこころ16】
 2014年5月10日 山笑ふ頃【井月さんのこころ59】
 2015年12月19日 榾の明りに 【井月さんのこころ145】

1 2 3 4

このブログのトップへ

このブログや記事に関するお問い合わせ窓口

上伊那地域振興局 総務管理課
TEL:0265-76-6800
FAX:0265-76-6804