い~な 上伊那 2つのアルプスと天竜川からなる伊那谷の北部に位置し、雄大な自然に囲まれた上伊那地域。 この地域の自然、食、歴史や地域のがんばる人々など、私たち職員が見つけ、感じた上伊那の魅力と地域の活力を発信します。

い~な 上伊那

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天下の奇観 ~しだれ栗自生地~

こんにちは。
地域政策課の中年Mです。

今回は、辰野町小野にある「しだれ栗自生地」のご紹介です。
  

辰野町から塩尻市に向かう国道153号を東側に入っていったところに「しだれ栗自生地」はあります。
この地は、古くから辰野町小野と諏訪地方を結ぶ交通路であり、江戸時代初期には一時中山道の道筋となるなど人々の往来も盛んなところでした。
このため、この「しだれ栗自生地」は早くから広く知られ、宝暦3年(1753年)に編まれた「千曲之真砂」
には「伊奈郡南小野村天狗森枝垂栗之事」と題して紹介されているそうです。
さらに、大正9年には国の天然記念物に指定されています。

それでは、「天下の奇観」とも言われる「しだれ栗」の雄姿(?)をご覧ください。

ジャジャーーーン




何とも奇妙な枝振りの木です。


(うちの子供は、「うわー、何かキモい」と言っておりましたが)
この独特の樹形については、子供たちが楽に栗を取れるように弘法大師が枝を下げてくれたとか、天狗が腰を下ろしたから枝が垂れ下がったとか言い伝えがあるそうです。

そして、この自生地には、約3.4ヘクタールの地域を占める山腹に800本以上のしだれ栗が林を形成しています。

写真は昨年の夏(7月末)に撮影したもので、葉が茂っているため、枯れた木以外は枝振りが隠れてしまっていますが、「春」の芽吹き、「秋」の落葉、「冬」の降雪と、それぞれの季節の中で、この奇妙な形の樹形が映える景色を見ることができるそうです。

それでは枝振りがあまり見えない「夏」に、なぜ中年Mは「しだれ栗自生地」に出かけたのか?
それは、この自生地に隣接する「しだれ栗森林公園キャンプ場」(営業期間:4月1日~11月30日)に遊びに行ったからなのでした。
  
バンガローや炊事場、場内のお風呂も整備され、インドア父さんにも安心のキャンプ場です。
だんだんと行楽にも良い季節となってきました。
一度、天下の奇観・しだれ栗をご覧に足を運ばれてみてはいかがでしょうか?

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