2013.06.26 [ 職員のみつけた情報コーナー ]
しなの鉄道途中下車の旅 信濃国分寺駅 三重塔にそば、中華
上小地方事務所のF森です。
しなの鉄道の各駅周辺を紹介するシリーズ。今回は「信濃国分寺駅」です。 これまでのブログ 滋野駅1 滋野駅2 田中駅1 田中駅2 田中駅3 大屋駅1 大屋駅2 大屋駅3
信濃国分寺駅は、平成14年(2002年)に、上田駅と大屋駅の中間駅として、信越線がJRから分離されてしなの鉄道になってからできた駅です。
国道18号線沿いにあり、車がひっきりなしに通り、また、飲食店なども多いところです。駅名は、もちろん「信濃国分寺」のすぐそばだから。すぐ西側には国指定史跡の「信濃国分寺跡」があります。
駅周辺の見所でまずご紹介するのは、やっぱり「信濃国分寺」でしょう。
奈良時代、朝廷は全国に「国分寺」を建立します。信濃の国では、政治の中心となる国府が置かれたここ上田に建てられました。
その後、当時の国分寺は焼失してしまい、その場所は、今は「信濃国分寺跡」として史跡公園が整備され、資料館も併設されています。
お寺は焼失後、今の国分寺の場所に再建され、現在の建物は、江戸時代終わりごろに建立されたものだそうです。本堂には、薬師如来が安置されています。今年は、12年に1度のご開帳。4月には薬師様を拝むことができました。1月7日から8日の八日堂縁日には、「蘇民将来符」というお守りが頒布され、多くの人たちでにぎわいます(蘇民将来符については、こちらのブログをどうぞ)。
三重塔は、室町時代のものとか。強く反った屋根が美しいですね。中には大日如来が安置されているとのこと。ここの国分寺は、宗派は天台宗です。大日如来といえば、同じ密教系でも真言宗と思いますが、三重塔にどうして大日如来が祀られているのか、勉強不足でわかりません。
次にご紹介するのは、手打そばです。駅からちょっと東に行ったところ、歩いて5分ほど。「くろつぼ」です。10年ほど前でしょうか、なかなかおいしいそば屋がないなあと思っていたら、まだ新しいけどおいしい店があるとの情報を得て行ったところ、確かにおいしい所でした。この日は、何年かぶりに伺いました。建物も庭も「和」の雰囲気を十分に漂わせています。入ると、小あがりやお座敷など20人くらいは座れそう。そばは「粗挽き田舎そば」。少し黒っぽいですかね。切り幅は普通ですが、若干薄めののし。そばつゆにちょっとだけつけて、ズズズっといただけます。
お店に入ってカウンターに座ったら、目の前に「山口大根のてんぷら」と書かれた紙が。迷わず頼みます。山口大根は、このブログで何度もご紹介した上田市の伝統野菜です。水分が少なく、基本辛味大根ですが甘みもあるので、てんぷらにはとてもいいです。我が家でも栽培して天ぷらやそばの薬味で食べました(こちらのブログをどうぞ)。家では大根を拍子切りにしましたが、この店のは、縦に薄く切って揚げてあります。塩をつけていただくと、シャキッというよりジャガイモの天ぷらのような食感とともに、甘みのあるおいしさが。いいですねえ。
次は、くろつぼからもう少し東に行ったところにある「中華食堂」。その名のとおり中華料理屋さんです。去年(平成24年)にできた新しいお店です。近くにあるボウリング場であぶら汗と冷や汗をかいた後寄って、まずビール。落ち着いたところで頼んだのが「汁なしタンタンメン」。タンタンメン(担々麺)は、中国四川省で生まれたと言われていて、向こうではもともと「汁なし」なんです。昔、天秤棒をかついで移動販売していたので(江戸時代のそばと同じですね)、重くてこぼれやすい汁は使いづらいんですね。それを普通のラーメンのように汁をたっぷり使って、しかも日本人に合うようにしたのが陳建民さんです。ラー油と芝麻醤がスープに入っていますよね。我が家では、その息子さんの陳建一さんのレシピで作っています。
そんなことで、汁なしタンタンメンは、家でも作らないし、中華料理屋さんでもあまり見かけないので頼んでみました。芝麻醤で少しトロっとした汁の上に細めの麺と肉味噌、ザーサイのみじん切りという汁有りのタンタンメンと同様の具が乗っています。辛味ももちろんあっておいしいです。ほかにも、酢とラー油が入った「酸辣(サンラー)タンメン」や汁有りの「担々麺」、「マーボー豆腐ラーメン」などがあります。今度は「酸辣タンメン」を試してみよう。
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住所:上田市国分1246-5
地図:
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