2013.01.09 [ 林務課 ]
蘇民将来符、材料はドロノキ
林務課です。
上田の正月と言えば八日堂の蘇民将来符ですよね。
例年1月7日~8日の大縁日で大勢の皆さんがお買い求めになります。
昨年末にその製作の様子を見学させていただきました。
まず、丸太を必要な長さに切って、オノで大まかな六角形に割ります。
次に、キレイな六角柱になるようにカンナをかけます。
最後に、巨大なノミで先端とくびれの部分を削ります。
形が整ったら絵付けをして完成です。
この蘇民将来符の材料となるのはドロノキ(通称)。
ヤナギ科の落葉高木で、主に冷温帯の山地(標高500m~)に自生しているとのこと。
毎年、何十本何百本というドロノキが蘇民将来符に生まれ変わりますが、天然資源には限りがあります。
そこで、蘇民将来符を製作している蘇民構の皆さんは、平成5年から国有林を借りて苗木を植え、将来の資源造成にも取り組んでおられます。
木を伐り、それを使い、また木を植えて育てていく、そんな循環ができあがっているんですね。
現在、林務課事務室内に、蘇民構の皆さんのご協力をいただいて、蘇民将来符ができるまでの様子を展示しています。
上田合庁にお越しの際は、是非のぞいてみてください。
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
上田地域振興局 総務管理課総務係
TEL:0268-25-7111
FAX:0268-25-7115