昨年2019年(平成31年)にも
コハクチョウが鉛おもりで中毒死しました。
(6年ぶりでした)
諏訪湖での鉛による水鳥の中毒被害は
ほとんどが釣りのおもりによるものと考えられています。
望月先生は話します。
「欧米では鉛の散弾やおもりは
使用禁止などの規制が進んでいます。
長野県では水鳥の鉛中毒を防ぐため、
千曲川(飯山市)で鉛散弾の使用が禁止されている
地域(鉛散弾規制区域)がありますが、
鉛おもりについての規制はありません。
ですから決して釣りの仕掛けを捨てないよう、
釣り人のモラルに訴えたいのです」
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(2019年に鉛中毒になったコハクチョウ 諏訪湖白鳥の会 阿部正則さん提供)
コハクチョウの鉛中毒を減らすため、
諏訪湖白鳥の会は横河川河口付近で
1995年(平成7年)~1997年(平成9年)の間に
計4回の「釣り糸回収作業」を行いました。
これは有刺鉄線を巻き付けた鉄の鎖を水中に沈めて
釣針やおもりのついた釣り糸(テグス)を絡めとろうというもので、
鎖を結び付けた丸太を湖上の船と湖岸から引っ張り
500mにわたって移動させるという方法でした。
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