「旬」の宅配便~佐久っと通信~ いつでも新鮮! 職員が見つけた佐久地域の「旬」の魅力をお届けします。 どうぞ、さくっと見てください。

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ドローン利活用の道7(定点撮影に成功!)

こんにちは!農地整備課のKS44です(^^)/

ドローンの利活用にスポットをあてたブログの7回目です。
このシリーズで度々取り上げている、令和元年の台風19号で被災した「佐久市 石神地区」の農地復旧状況について、再びお伝えします。

また、以前からの課題だった“座標で撮影地点を特定”という試みについてもお伝えします。

こちらが前回掲載した写真です。

流入土を撤去した個所に、耕作土が搬入されている状況をお伝えしたところでした。

そしてこちらが、4月末の農地の状況です。

表土が耕起され、代かきを待つばかりの状況となっております!
令和元年10月の被災以来、18ヶ月、1年半ぶりに部分的とはいえ、農地としての姿を取り戻すことが出来ました。
まだまだ地域としての復旧は途上ですが、成果が目に見える形となったのは、感無量です。
工事業者始め関係者の皆様のご尽力の賜物かと思います。

因みに、写真の下部に写っているのは、隣接する護岸工事のための作業ヤードです。土砂を改良するためのプラントでしょうか、かなり大規模な工事が継続されているのが伺えます。
護岸工事の進捗については、またブログの最後で触れさせて頂きます。

そして、この写真こそが、「座標を指定して、既存の空撮写真と同じアングルで撮影する」試みの成果でもあります
同じアングルで写真を撮影しようとすると、コントローラーに表示される画面を見ながら飛ばす必要がありますが、この様な飛行方法は、所定の飛行経験(時間)を持ち、更に国土交通省から許可・承認を受ける必要があり、限られた人員しか実施できませんし、アングル探しにも時間が掛かります
そこで、既存の写真に保存された位置情報と高度を元に、事前に情報を登録し自動で飛行させる方法を模索しました。
以前は撮影範囲を面的に指定してみたのですが、やはりバッチリ!とはいかず、今回は「撮影ポイント」をで指定し、そこに高度・撮影角度を組み込む方法を試しました。

・・・結果は上々、満足のいく結果となりました
今回、4つの撮影地点を設け、アングルなどを変えつつ7枚の写真を撮影しましたが、現地での飛行時間はたったの3分未満です。
方角と撮影角度は、情報が残らないので写真を見ながら目算で設定する必要がありますが、同一の高度で水平角度を複数設定して撮影することも出来るので、解決できそうです。
また、飛行ルートを地図上で設定できるので、墜落の可能性を加味した安全なルートを選択出来たりと、メリットも多そうです。

今後もこの知見を業務に活かしていきたいと思います。

最後に、比較写真をいくつか掲載させて頂きます。


上:「被災直後(R1.11)」と、下:「現在」の状況比較。
この一角は、現在もまだ復旧が始まっておらず、以前流入した川砂が残っており、奥の農地も水が届かず休耕状態です。
こちらは、隣接する護岸工事が完了してから復旧に着手する予定です。
アングルについては、水平角度を下向きにし過ぎてしまい、アングルを同一にする、という目的においては失敗です。

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