11月30日「風流踊」(ふりゅうおどり)がユネスコ無形文化遺産に、佐久市跡部の『跡部の踊り念仏』阿南町の「新野の盆踊」「和合の念仏踊」を含む、全国24都道府県41件の民俗芸能が登録されました。
『跡部の踊り念仏』は、佐久合同庁舎のある地区に伝えられてきた伝統芸能であり、佐久地域振興局では無形文化遺産の候補となった時から登録を心待ちにしていましたが、この度登録が決まったことから、まちを盛り上げようと懸垂幕を掲げました。
跡部の踊り念仏は、鎌倉時代の弘安2年(1279)に時宗の開祖「一遍上人」が佐久郡伴野庄(ともののしょう)(佐久市野沢)を訪れた際に、小田切の里(佐久市臼田)で初めて行ったといわれる「踊念仏」のうち、跡部踊り念仏保存会の手により現在佐久市内で受け継がれている唯一のもので、国の重要無形文化財に指定されています。
踊り念仏は西方寺本堂内の「道場」で行われ、8人の女性の踊り手と2人の男性の太鼓方が一組となり、「南無阿弥陀仏」と唱えた後に、太鼓リズムに併せ鉦(かね)を打ち鳴らしながら、だんだんと激しくなる踊躍(ゆやく)歓喜の舞を踊り恍惚無我の境地に入ります。
風流踊(ふりゅうおどり)・・・日本の中世芸能のひとつで、鉦・太鼓・笛など囃しものの器楽演奏や小歌に合わせて様々な衣装を着た人びとが群舞する踊りである。室町時代に流行した。 この時代に、趣向を凝らして人目を奪う美意識の代表的表現として始まった。
無形文化遺産(むけいぶんかいさん)・・・昔から守り伝えられてきた伝統(でんとう)の「わざ」
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