佐久保健福祉事務所のヤマキチです。梅雨入り前の貴重な晴天の日、川上村の毛木平から千曲川源流を経て甲武信ヶ岳に登頂し、そこから県境を十文字峠まで縦走、毛木平へ下山、周回してきました。この時期にこのルートをたどると、毛木平のベニバナイチヤクソウ、千曲川源流、甲武信ヶ岳、十文字峠のシャクナゲと、一日で4つも楽しむことができます。
まずは、毛木平のベニバナイチヤクソウです。登山口駐車場の手前の道路沿いの白樺の混じる林の一面に、その名のとおり紅色の花が咲き始めていました。見ごろはもう少し先ですが、太陽の光が差し込むと、地面が燃えるように赤く色付いていました。
登山の装備を整え、登山口からいざスタートです。まずは千曲川沿いの単調な林道歩きが続きます。川のせせらぎと小鳥のさえずりを聞きながら進んでいきます。やがて林道は登山道へと変わり、明るい新緑の清々しいなか進んでいくと、ナメ滝に到着します。休憩には狭いところですが、一休します。
(ナメ滝)
ナメ滝の流れ落ちる水の音をずーっと聞いていたい気もしますが、今日は先が長いため、長居はできません。水分を補給し、パンを一片を口に入れ、さあ出発です。渓流沿いを上流へ行くに従い、左右から水を集める川はどんどん小さくなります。そして源流に到着です。さあ、源流の水をペットボトルに入れて・・・と思い、湧き出ている場所に行くと、あれ?水が涸れている?まさかの源流の異変です。ちょっと焦りましたが、少し下に湧き出ているところがあり、無事水を確保することができました。一休後、少し重くなったザックを背負い、甲武信ヶ岳に向け出発です。
(源流標)
(この日の源流)
まずは稜線まで急登します。その後稜線を甲武信ヶ岳山頂まで進みます。ここでの楽しみは何と言っても富士山とのご対面です。さあ、その姿を見せてくれるでしょうか?ちょっと開けた場所から望むと、ぎりぎりセーフ、雲が湧いてきていますが、残雪の残る山頂は何とか見えました。やはり、富士山が見えるのと見えないのは、満足度が大分違います。安堵の気持ちで山頂まで移動し、その富士山から金峰山周辺と南アルプス、八ヶ岳、浅間山などを眺めながら昼食休憩です。
(頂上標)
(富士山)
(国師ヶ岳、金峰山、南アルプス方面)
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