「旬」の宅配便~佐久っと通信~ いつでも新鮮! 職員が見つけた佐久地域の「旬」の魅力をお届けします。 どうぞ、さくっと見てください。

「旬」の宅配便~佐久っと通信~

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みなさん、治山(ちさん)って知ってますか?

みなさん、こんにちは。佐久地域振興局林務課のMです。

みなさんは治山(ちさん)って言葉、聞いたことありますか?

 治山(ちさん)は字のごとく、“”を“治める”、“”を“治す”ことを言い、みなさんの身近にある山で発生する土砂災害の復旧工事をしたり森林を間伐して、森林の持つ水源のかん養機能山地災害の防止機能などを高めたりして、写真のように山を治す“山のお医者さん”とも言われます。

EPSON MFP image

これからは、少しでもみなさんに治山について知ってもらうため、このブログで佐久地区の治山の情報を定期的に掲載していきます。

さて、治山をより親しく感じてもらうために、今のキャラクターブームの は・る・か・前(?)から長野県の治山を扱う林務部の非公認キャラクター“治山マン”が、みなさんに治山の情報をお届けします。

じゃあ、ここからは治山マン! ヨ・ロ・シ・ク

tisanmanさあ~て、先週の諏訪ブログに続いての登場。治山マンでっす!! 今週は佐久ブログだ。

おいらの顔、なんだか覚えてくれたかな? わかる人は相当の土木おたく! そう、ダムだよダム! それもダムはダムでも山の土砂災害を防ぐ治山ダム(コンクリート谷止工【たにどめこう】などの総称)なんだぜエ。(ここ、こだわっちゃうとこ!)

そして、完全にヒーローの象徴ともいうべき胸のマーク、そう“CHISAN”の“C”。(そのままやっ!)

まあ、細かい自己アピールはさておき、おいらをを見かけたら、治山(ちさん)の話題だな・・って心の片隅にでも記憶しておいてくれ。

さあ、仕事、仕事。今日は治山に係るキャンペーンの紹介だあ。

sanchi1 (一社)日本治山治水協会発行 パンフレット表紙

現在、5月20日から6月30日までの期間、山での土砂災害を“山地(さんち)災害”って言うんだけど、これからの梅雨の時期に備えて全国で「平成29年度山地災害防止キャンペーン」が開催されているよ。

このキャンペーンは、俺の名前を・・・いやっ、山地災害の恐ろしさや、事前に危険を察知できないか・・・という山地災害の知識をみんなに知ってもらうために実施しているんだ。

ここ佐久地区でも、おいらの拠点の一つの“長野県佐久合同庁舎”で広報活動をしたり、これから山地災害の発生の恐れのある箇所をパトロールしたり、少しでも多くの人を山地災害から守るための活動を続けているんだよ。

IMGP0178 佐久合同庁舎 ロビー展示

IMGP0223  IMGP0222 おいらもPR!

そして、その活動の一つとして、なんと秘密兵器を作ったんだ。それがこれ! 「山地災害啓発用模型~」(そのままやっ!)、かたっ苦しいから「山地災害マシーン~」( ・・・。)

IMGP0019  IMGP0008 山地災害マシーンだよ!

IMGP0016 左側が悪い森林、右側が良い森林

この山地災害マシーンは、山で土砂災害はどうして起こるのか?森林は整備しないと山はどうなっていくのか? そして、おいらの出番、治山は何故必要なのかを再現できるんだ。

簡単に説明すると、山地災害マシーンの左側は間伐などの手入れをしていない森林で、非常に込み合って窮屈な状態で育つため、木の幹も細く、地面に太陽の光も差さないような悪い森林、逆に右側は間伐をして、適度な込み具合で木がのびのびと育つため、木の幹も太く、地面に太陽の光が差し、針葉樹の中に広葉樹が混ざって生育する良い森林を表しているんだ。

治山では良い森林を“災害に強い森林”として、悪い森林を治山事業の森林整備や、人家などの保全対象が近いところは、おいら、治山ダムなどの施設も設置して、“災害に強い森林”になるように頑張っているんだ。佐久地区は、長野県内でも有数のカラマツ林の多い地域なので、悪いカラマツ林があれば“災害に強い森林”になるように間伐などの森林整備をしていくよ。

あと、山地災害マシーンの中央には、水色の山を流れる渓流(けいりゅう)があって、ビー玉(!)を使って渓流での土砂災害の発生の仕組みが視覚的にわかるようになっているよ。そう!この渓流こそがおいら、治山ダムの出番なんだよね。そうだ! 次回は、この治山ダムの効果について説明することにするよ。

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