皆さん「蓼科牛」を食べたことはありますか?
自然豊かな信州・蓼科山麓でコシヒカリを食べて育ち、やわらかな口あたりと旨味がたっぷり乗った信州のブランド牛です。
今回の「信州いいね!企業インタビュー」では、地元立科町で、「蓼科牛」を多くの方に食べていただくため、焼肉店・精肉販売店「いっとう」を経営する角田大徳 社長にお話を伺いました。
「いっとう」を経営する角田さん。
こんにちは。本日はよろしくお願いします。
こんにちは。よろしくお願いします。
まず、「蓼科牛」とはどんなブランドで、どんな特徴があるか教えてください。
蓼科牛は、蓼科という自然豊かな場所で、きれいな水、長い日照時間、冷涼な気候で育てられています。牛は暑さを嫌いますので、立科は牛の肥育に適しています。また、エサにこだわっている農家さんが多く、人が食べられるようなコシヒカリ等を稲ごと刈り取り、乳酸発酵された粗飼料を食べさせています。そうした環境や育て方から、一般的な牛肉に比べ、脂があっさりしていて食べやすいことが特徴だと思います。
人が食べられるコシヒカリを与えるというのは、コストとして通常よりもかかっているのでしょうか?
休耕田などで作ったコシヒカリ等を与えていますが、一般的な牧草等よりは割高になると思います。ですが、そればかり食べさせているわけではありません。むしろ与えるタイミングが重要で、味に影響します。そういった面でも、飼育農家さんが非常に工夫しながら育てています。
様々な工夫のもと、美味しい蓼科牛が育てられているのですね。
続いて、お店のことを教えてください。「いっとう」という店名の由来やキャッチフレーズがあれば教えてください。
もともと父が肉牛飼育をやっており、蓼科牛の生産者でした。その牧場の牛を一頭丸々仕入れて焼肉を提供しようという「牛一頭」と、「一等賞」を目指したいという意気込み、さらに、蓼科牛を通して地元に光を当てる「一燈」(ひとつのともしび)になれたらという意味も込めました。蓼科牛は、地元でも食べられる店が少なく、あまり出回らない肉でした。立科町で蓼科牛を食べていただきたいと思いました。
「いっとう」店舗。焼肉店と精肉販売店が併設しています。
様々な思いを込めているのですね。蓼科牛が地元で食べられていなかったということですが、どちらに出荷されていたのでしょうか?
出荷先としては、県外の食肉市場や県内の食肉問屋中心で、蓼科牛を専門に扱うお店はありませんでした。蓼科牛の生産者の皆さんが休みなく大切に育てた牛を、もっと多くの方々に召し上がっていただきたい思いだけで始めたのです。
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