にんじんらしくない　と驚きの声を上げていました。

展示会のもう一つの視点として、住民の地域工業に対する理解を深めるという仕組みが展示会に

組み込まれており、主催者さかきテクノセンターは、町内の小・中学校、高校をはじめ県内外の教育

機関にも働きかけて、次世代を担う人材育成の場としています。

坂城町の企業とともに、新しいことにチャレンジするため連携を強化して企業支援に取り組んでい

る地域の２大学及び県外の１大学も出展しており、さかきテクノセンターが中心となり、産学官が

連携して坂城町のものづくり産業の発展及び技術革新を応援している様子が良くわかりました。

展示の他、さかきテクノセンターがこれまで支援してきた町内中小企業の開発事例の紹介があり、

発表企業の並みならぬ努力はもとより、支援機関との素晴らしいチームワークの賜物と実感しました。

更に、平成２６年２月に導入した３Dプリンターの実演を通して、３次元造形技術を体験するコーナーも

あり、最先端に機器を導入して地元企業の新製品開発・技術革新を促進に貢献している様子がうかが

えました。

以上のように、町の内外にさかきのものづくり技術を多彩に発信している状況を目の当たりにし、伝統

の匠の技の承継・高度化に町ぐるみで取組み、推進してきた地域の底力を実感する素晴らしい展示会

でした。