林務課のSです(^^)/
先日、東御市に今年6月に完成した木質バイオマス発電施設「信州ウッドパワー」を見学させてもらってきました
長野地域には「いいづなお山の発電所」(平成15年5月完成、県内初です)がありますが、距離的にはこちらの方が近い現場もありますので、今後活用させてもらう場合も有るかということで……
発電所の燃料は、曲がった木や枝葉、松くい虫の被害木などの利用できない木材、いわゆる「未利用材」です
ちなみに、黒っぽい四角の建物が、木材を砕いてチップにする部分、銀色の部分がチップを燃やして発電する部分です
市街地からの景観に配慮し、銀色の部分は(背景の針葉樹林で目立たない)黒っぽい建物に隠れるよう配置されているとのこと
集まってきた木材は ⇒
グラップル(掴むためのアタッチメント)付きのバックホーでベルトコンベアーに ⇒
ベルトコンベアーでチッパー(砕いてチップにする機械)へ ⇒
出来上がったチップはクレーンでボイラーへ ⇒
こちらがボイラーと発電機(さすがに火が着いているボイラーの中は見ることはできません)
天辺まで登れば東御の市街地が一望です
こちらが管理棟
外壁から内装、テーブルに至るまで、地域の林業関係者から購入した木材(地域材)で造られており、建物全体(仕事場も含めて)が「カラマツのショールーム」となっているとのこと
そんな地道な地域でのつながりと協力により、場内にはたっぷり燃料の未利用材が集まってきています
そして、全てを管理するコントロールルーム(全部が地域材)
暖房は、ボイラーの熱による床暖房だそうです
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