林務課のSです(^^)/
小川村の大町市に接する地域では、最近、ニホンザルの目撃が増え始めています
隣接の大町市は市全体で総合的なサル被害対策に取り組んでいることから(大町市はモンキードッグ発祥の地でもあります)、大町市に住みづらくなったサルの一部が小川村に入り込んできているのかもしれません
サルの被害対策は最初が肝心です(野生鳥獣全般にも言えることですが……)
最初の段階で、集落にサルにとって魅力的なモノがなければ、または棲みづらければ居つくことはありません
小川村小根山集落では、その第一弾として先日、住民の皆さんが「サルにとっての魅力ない集落」にするため、放置されていた柿の木の伐採を行いました
集落の周りには、昔に貴重な甘味として植えられた柿の木がたくさんありますお墓の周りなんか特に
でも最近は誰も採らないのでカラスのエサです
サルにとってみれば、厳しい冬の前の素敵な食堂です
下から見るとこんな感じ
倒したままというわけにもいかないので、引っ張り出して片付けます
魅力的なエサ(柿)の処分と併せて、隠れる場所もなくなり、サルは棲みづらくなりました
真っ直ぐ育つスギやヒノキなどの針葉樹と違って、曲がりくねって枝葉を伸ばす広葉樹の伐採は困難です
思った方向に倒れないことから事故につながることもあります特に柿の木は、途中から割れてしまうこともあり注意が必要です
まずジャマになる大きな枝を払って
……倒したい方向に慎重に引っ張りながら
切り倒します
やっと1本です
一日がかりで集落内の20本の柿の木が処理されました
第一弾はこれで終了ですが、「サルにとっての魅力ない集落」にして、サルが居つかないようにするため、
- 集落内にエサになるもの(生ゴミ、廃果、田んぼの畔のレンゲやクローバーもエサになります)の処理
- 出てきたサルの追い払い(「石を投げると投げ返す」なんて都市伝説ですどんどん投げる)
等々、地道な活動が必要です
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