林務課のSです(^^)/
先日、須坂市の臥竜公園で開催された須高地区猟友会の鳥獣慰霊祭を覗いてきました。
臥竜公園は、須坂市の市街地に囲まれた公園で、この時期はサクラや花見小屋の黒おでんが有名です。
また、併設されている須坂市動物園は、故人(故カンガルー?)となってしまいましたが、アカカンガルーのハッチで有名です。
園内の小高い山には、麓の竜ヶ池から須坂藩主の霊廟や観音堂を経て頂上の須田城址を結ぶ遊歩道もあり、そこからは長野盆地とそれを囲む山々を望むことができます。
サクラの時期には、山全体を飾るサクラの下の散策を楽しむこともできます(昨年の慰霊祭はサクラ吹雪の下でしたが、今年はまだ早かったようです)。
遊歩道沿いの一角に鳥獣慰霊碑があり、毎年この時期に、地元の須高猟友会の皆さんによる慰霊祭が執り行われます。
猟友会の皆さんは、それぞれの地域で野生鳥獣の捕獲作業を行っています。
それは、地域の農林業や住民の生活を守るためではありますが、実際には野生の鳥獣の命を奪うことです
それは、地域のための「殺し」の代行でしかなく、猟友会の皆さんにとっては、決して楽しいものではありません。
まだサクラも咲かない早春の空の元、やむを得ず命を奪うことになってしまった野生鳥獣を供養し、冥福を祈るための慰霊祭がしめやかに執り行われました。
長野地域も街場はサクラの季節となりました。
須坂のサクラの名所、臥竜公園においでの際には、皆様にもサクラの下にひっそり佇む鳥獣慰霊碑の意味や人と野生鳥獣の関わり合いについて思いをはせていただければと思います。
今回はちょっと真面目な投稿でした。
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