長野市から白馬村につながるオリンピック道路沿いの「道の駅おがわ」内に農産物直売所「さんさん市場」があります。地元産の新鮮野菜やおやき、特産の西山大豆の豆腐が手に入ります。

営業期間　３月１日～　１２月２８日　　無休

営業時間　９：００～１７：００

電話０２６－２６９－３５８２　さんさん市場のＨＰはこちら

大洞大池の歴史

小川村の標高１，０００ｍ付近の大洞高原にある大洞大池は、旧鬼無里村へ通ずる峠との間の僅かな区域に降った雨を湛えるため池で、１８ヘクタールの水田を潤しています。明治３３年に地域の人々が信用組合を立ち上げて自ら資金繰りを行い、人力によりこの池を築造しました。ため池の完成により、地域では開田が進み多くの農家が稲作を始めることができました。平成２６年１１月２２日に発生した長野県神代断層地震によって、ため池の水を取水するための斜樋、底樋、ゲート等が破損し、堤体の上部にも亀裂が発生じました。災害復旧工事実施中は、ため池の水が使えないため、平成２７年度は西山大豆を作付けていました。関係の皆様の御協力により復旧工事が完了し、平成２８年度からは水稲の作付けを再開しています。当池からは北アルプス連峰の眺望が素晴らしく天体観測にも適しており、付近には「星と緑のロマントピア」として天文台やプラネタリウム、宿泊施設や農業体験施設、木製遊具等も整備され多くの人々が訪れています。池の隣には大洞地場センターがあり、農家のお母さん達が作る円満おやき(野沢菜、大根、かぼちゃ、あずき等)や手打そばを食べることができます。ため池の管理は建設当時から３６人の明治庚子溜池組合が管理し、草刈りや配水を行うとともに、各種文献資料や総会記録等も大切に保存されています。また、池の水は防火用水としても活用されており、消防団等による防火訓練も行われています。