林務課のSです。
その昔、江戸時代の松代藩ではお殿様の猟犬のための費用をひねりだすために「犬銀(いぬぎん)」という租税がありました。
▲松代城本丸のやぐらと石垣(2022年3月)
租税にはさまざまな種類(税目)がありますが、このように税金の使用目的が何かに限定されている租税を「目的税」といいます。
それに対してどんな費用(今でいうと福祉、道路工事、教育、産業の振興など)にも使える税金を「普通税」(使途が特定されない税金)といいます。
目的税と普通税は、その税金の使い道(使途)によって租税を区分・整理する用語です。
現在、目的税では、「都市計画税」、「地方道路税」、「森林環境譲与税」などがあります。
この中で、「森林環境譲与税」は、「森林の整備」などに使用目的が限定される租税で、使途が公表されています。
▲間伐作業後の山林(須坂市内、2022.11撮影)
(弱い木や成長の悪い木などを切って、成長の良い木を残した状況。)
(なお、この現場は森林環境譲与税とは直接関係ありません。)
最近は、ホームページが充実してきており、税金について以前よりも容易に調べることができます。皆さんも国や地方公共団体の租税や税金の使い道について考えてみてはいかがでしょうか。
最後まで御覧いただきありがとうございました。
このブログへの取材依頼や情報提供、ご意見・ご要望はこちら
長野地域振興局 総務管理課
TEL:026-234-9500
FAX:026-234-9504