皆さん、こんにちは。林務課のBSです。
立春は過ぎたものの、気温の寒暖差に体がついていかないようなこの頃ですが、皆さんいかがお過ごしですか。
さて、今回は以前ご紹介した経木づくりの山岸公一さんが、「ふるさとの森林づくり賞」で県知事賞に輝いた話題をご紹介しましょう。
皆さんは、山岸公一さんをご紹介した本ブログを覚えていますか。昨年8月11日にアップした当ブログで山岸さんの日頃のご活躍について紹介しています。
ご覧でない方のために、山岸さんを簡潔にご紹介しましょう。
山岸さんは長野市信州新町におすまいで、信州産アカマツを材料に、「薄経木(うすきょうぎ)」(木材を薄くスライスして作る経木の中でも特に薄いもの)の生産を70年余にわたり続け、今でも木材の買い入れから加工までのすべての工程をお一人でこなしておられる方で(御年94才!!)、まさに林業・木工業の超人です。
【年季の入った切削機械で経木づくりに取り組む山岸さん】
ここで県林務部が実施している「ふるさとの森林づくり賞」についてもご紹介させてください。この賞は、森林づくり推進、信州の木利用推進、森林環境教育推進、また皆さんにご協力をいただいている森林づくり県民税活用の4部門があり、山岸さんは今年度の「信州の木利用推進の部」の最高賞である「知事賞」に輝きました。
表彰式は開催できませんでしたが、このほど山岸さんの作業場にお伺いし、吉沢正 長野地域振興局長から同賞を直接お渡しすることができました。
【賞状を交付される山岸さん】
山岸さんは、これまでの長きにわたる経木づくりを振り返り、改めて健全な森林づくりや地域の木を有効活用し、これを県内外にPRする大切さを切々と語ってくれました。
【スライスした経木を手に吉沢局長と懇談する山岸さん】
マーケティングの難しさや採算性などで後継者がなかなか育っていない現状、更に今年度はコロナ禍の影響で受注が激減しているそうですが、山岸さんはこれからも日々ひたむきに経木づくりに取組んでいかれるとのことです。
経木生産や県産材の利活用、また県産材住宅などに関するご相談は、長野地域振興局林務課普及係の林業普及指導員(電話直通:026-234-9523)までお気軽におたずねください。
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