農地整備課のMKです。
11月18日、千曲市戸倉創造館にて「令和2年度 信州棚田ネットワークオータムセミナーin千曲」が開催されました。
このセミナーでは、棚田を取り巻く情勢や全国的な取組について情報共有のほか、
日本の棚田100選にも選ばれ、県外からもファンの多い姨捨の棚田の保全活動やその課題について、発表や意見交換を行いました。
千曲市姨捨棚田名月会、金井会長のお話では、棚田オーナー制度の導入により、棚田を通じた都市と農村の交流が活性化されていることや、
地元の小中学生が田植えや稲刈りなどを体験するなど、様々な場面において棚田が大きな役割を果たしていることが分かりました。
また今年6月には、「月の都千曲」が日本遺産にも登録され、姨捨の棚田を含めた地域全体の更なる観光振興も期待されます。
しかし一方で、保全会のメンバーも高齢化が進み、草刈や日々の保全活動に大きな課題を抱えているそうです。
セミナーの後半では、「さらしな棚田バンド」による生演奏もあり、美しい棚田の風景を思い起こさせるメロディーと息の合った演奏にうっとりしてしまいました!
今後も、ふるさとの原風景としての棚田を守るために、様々な団体・関係機関等と協同しながら、棚田地域全体の活性化を図っていきたいと思います。
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