皆さん、こんにちは。林務課のBSです。
梅雨の真只中のこの時期ですが、皆さんはいかがお過ごしですか。豪雨被害などに遭われた地域の皆さまには、心からお見舞を申し上げます。
さて、今回は林務課のwとBSが、小学校で行った学習支援についてご紹介したいと思います。
梅雨の合間の7月13日(月)は、朝から曇天で、少々ムシムシした朝でした。
当日は、長野市北長池にある市立朝陽小学校の1~6年までの特別支援学級が、自然体験学習を行うということで、朝から林務課普及係の2名で小学校に伺い、この学習のお手伝いをしてきました。
学習活動は、午前9時半から開始の予定でしたが、入念な事前準備が必要なことから、8時半には学校に到着。まずは、使用するチェーンソーやのこぎりを所定の場所に置き、続いて活動時の導線を再度確認した後、学校の周囲にある樹木の確認を行いました。
当日は、約30人の児童が2班に分かれ、それぞれ1時間弱の学習を行いました。始めの会では、先生の講師紹介に続き、代表児童が元気よく「よろしくお願いします!」のあいさつ。続いて私たちも当日の日程や注意事項について説明しました。
体験学習の最初は樹木の観察です。予め配布した資料を参考にして、校舎の脇に植えられた木々の名前を当てっこしました。児童たちは下から葉を見上げ、しきりに特徴をとらえながら、葉と資料とを比較して、思い思いに名前を考えていました。学習した木のほとんどが広葉樹でしたが、数少ない針葉樹の葉の裏の葉が呼吸する白い部分(気孔条:きこうじょう(又は気孔線))を不思議そうな表情で観察していました。
【木の葉っぱを見上げる児童】 【配布した資料と比較】
【アスナロの気孔条】
また、カクレミノやヒイラギは、同じ木から形の異なる葉が生えていて、植物の神秘を感じていたようです。特にカクレミノを見たときには、「天狗のうちわだ!」と、喜んでいました。
(実際の「天狗の羽うちわ」はヤツデの葉ですが…)
【ヒイラギ】 【カクレミノ】
次に、体育館脇に移動し、長野県の木を探してみました。その木は受講が1.2m程度の大きさで、樹皮も白というより肌色っぽい感じで、この木に気づかずに通り過ぎてしまった児童もいました。(県木は「シラカバ」ですが、林業支援に携わる私たち林務課職員は「シラカンバ」と正式な名前で呼んでいます)
【お見事、シラカンバ発見!】 【シラカンバの葉】
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