2019.02.25 [ 長野地域の【自然】 ]
冬の農村風景 in 長野市若穂綿内
2月の中旬、天気が良かったので子供と一緒に白銀の世界!?に行ってきました。とはいってもスキー場ではなく、長野市若穂綿内の扇状地にある小高いりんご畑です。
長野平と北信五岳の展望が素晴らしい場所です。この日は、日差しも暖かく大変気持ち良く散策できました。
雪に覆われたりんご畑は静寂につつまれていましたが、所々で農家の方が剪定作業に汗を流していました。
この地域は、水はけや日当たりの良さ、昼夜の寒暖差など果樹栽培に適した条件を備え、さらに千曲川から上がる気流が生み出す霧に潤されることで、葉が厚くなり光合成が活性化するという特性から、品質の高いりんごが生産されています。かつては「丸綿園芸組合」という単独の農業協同組合が、特に優れた果実を「山丸ブランド」として売り出していました。
地元の先進的な農家の方々は、基盤整備を導入し、区画拡大、勾配修正した農地にりんご新わい化等の改植を進め、さらに、除草等の自動化など、次世代型農業に転換して、若い担い手に新しい果樹農業を引き継ぎたいと考えています。その想いの実現に向けて、平成31年度から農地中間管理機構関連農地整備事業綿内東町地区により樹園地の再生整備がスタートします。
帰り道、平地のレンコン畑で収穫作業している方を見かけました。膝まで泥に浸かりながらレンコンを重そうに引きずり出している様子で、大変な作業に見えました。収穫時期は9月上旬から3月まで。収穫してほおっておくと痛んでしまうため、掘りだめは出来ないとのことでした。
温湯温泉「湯~ぱれあ」の直売所にも寄りました。若穂地域の野菜、果物、手作り味噌などが多く並んでおり、冬ですが、雪中キャベツなどの地元の緑黄色野菜もにぎやかです。泥付きの綿内レンコンは午前中でほとんど売れてしまうそうです。
私はりんごと綿内レンコン、味噌などを購入しました。ちなみに、りんごのケルセチン(ポリフェノールの一種)、レンコンのリポポリサッカライドという成分が免疫力を高め、インフルエンザ予防にも効果があるようです。おいしく予防できるのでお勧めです!
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