こんにちは。商工観光課のHです。
ようやく道路の雪も除雪が進み、日常生活も普通に戻りつつあります。これほど春が待ち遠しい年も久しぶりのような気がします。
2月21日(金)に「長野地域情報発信力向上フォーラム」が長野市生涯学習センターで開催されました。
情報通信技術が日々進歩する中で、地域の情報、自治体・企業の情報をどうすれば効果的に発信できるのか、そんな悩みの解決に少しでも役立てていただこうとの趣旨で、長野地方事務所と長野商工会議所が共同開催したものです。当日は情報発信の最先端でご活躍の方々のセミナーと、情報関連企業の事例展示が行われ、81名のご参加をいただきました。
セミナー第1部は「効果的な情報発信を実現する手法及び最新事例紹介」について、凸版印刷株式会社中部事業部の白木淳氏が講演されました。
印刷物をPDFにしてWEBに掲載したり、Facebookをつくって満足していたりというありがちな失敗例から、メディアミックスとクロスメディアの違い、情報発信の仕掛けづくりの事例など、実例に即したわかりやすいお話をいただきました。
第2部は「情報洪水時代のコミュニケーション戦略」として、株式会社ツナグ代表取締役
佐藤尚之氏から御講演をいただきました。
ここ数年で情報洪水の時代があっという間に到来したこと、その中で情報が受け手に伝わる確率は本当に僅か(0.004%!)しかないこと、情報の重みは「仲間ごと」の中にあること、そして何より、情報に「共感」があるかどうかが大切であること、等々、情報発信の分野にとどまらず、現代社会における人と人との結びつきのあり方にも共通するお話でした。
第3部は「O2O(Online to Offline)の可能性と活用事例」として、株式会社アイリッジ取締役最高執行責任者 黒瀬翼氏からご講演をいただきました。
スマートフォンに対応した最新型の位置連動対応の情報配信サービスについて、実際の企業の活用事例を中心にご説明をいただきました。ビジネス・観光面はもとより、地域のファンづくりという視点からも様々な可能性が考えられるサービスだと感じました。
参加した皆さんからは、「情報発信というと、ただ多くの人に伝えれば届くと思っていたが、たいへんな思い違いをしていたことが分かった。より効果的な情報発信ができるよう、今後に活かしたい」、「ソーシャルメディアの取組み方など、もやもやしていたものを言葉で示していただいた感じで、なるほど! と参考になりました。」など、今後の情報発信の参考になったとの声を多くいただきました。
たとえ10人、20人であっても、伝えたい人に向けて、共感していただける内容を発信すれば、情報は伝わっていく。人と人とが「つながった」時代だからこそ、真摯に情報発信に取り組むことが大事なんですね。
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