「村山早生ごぼう」産地見学会は、管内の伝統野菜の魅力を地域の方々に伝えるとともに、生産量の維持・向上へ結びつくことを図る目的で開催しました。新型コロナウイルス感染予防対策をしながら「長野農業農村支援センター」、「村山早生ごぼう生産組合」、「須坂市」の3者共済で10月13日に須坂市村山地区の河川敷にて産地見学会を実施しました。
「村山早生ごぼう生産組合」は、平成19年に「村山早生ごぼう」の品種維持・発展を目的に設立された団体で、令和2年度は会員15名、準会員1団体で活動しています。
昨年の台風19号災害時には、会員が管理するほ場の多くが浸水被害にあいました。被災当時は多くの土砂が堆積し収穫に至らなかったほ場もありましたが復旧し、今年は順調に生育が進み8月末から収穫・出荷が続いております。
産地見学会では、生産組合の代表の方から「村山早生ごぼうの歴史や掘り上げ方法」の説明をいただき、支援センターから「ごぼう栽培管理」、「村山早生ごぼうの消費等」の説明をしました。また、日本料理「ゆ庵」代表 湯本氏から「村山早生ごぼうを美味しく食べ魅力を知ろう」と題し、調理のしやすさ、あくの少なさ、柔らかさが一般のごぼうと比べ優れている点との説明をいただきました。お昼には、実際に調理してもらったものを食べることで、魅力を感じることができました。
産地見学会全体をとおして活発に質疑応答が行われ、大変有意義な産地見学会となったように思われます。今後、この産地見学会が、新規栽培者の確保・生産拡大につながることを期待しています。
また、本産地見学会で取り上げた「村山早生ごぼう」は、須坂市のお百SHOP等で販売しております(※生産量・販売期間が限られるため購入できない場合もあります)。
河川敷で順調に生育する「村山早生ごぼう」
代表による堀上げ方のレクチャーの様子
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