環境・廃棄物対策課のsiです。
当課では、9月7日(木)に5名のインターンシップ生にご参加いただき、現地実習として管内廃棄物処理施設への立入同行、環境保全に係る区域の探勝を行いました。
皆様意欲的に取り組みいただきましたので、その様子を当課両係から少しだけご紹介したいと思います!
廃棄物処理施設への立入同行
廃棄物対策係のzakiyamaです。
当係では、廃棄物の減量・資源化推進に係る業務、廃棄物処理業や処理施設の許可業務、廃棄物不適正処理の監視業務など、廃棄物全般に係る業務を担当しています。
廃棄物不適正処理の監視業務では、管内の廃棄物処理業者が適正に廃棄物処理を行っていることを確認するため、定期的に施設への立入を行っています。
今回は、業務体験として、大学生の皆様に施設立入に同行していただきました。
【岡田産業株式会社(須坂市)への立入同行】
まずは、須坂市の岡田産業㈱にご協力をいただき、学生の皆様に事業概要等の説明を行っていただきました。
岡田産業㈱では、産業廃棄物の中間処理として建設汚泥の造粒固化処理、がれき類、木くずの破砕処理を行い、造粒固化製品、再生砕石、木くずチップといった製品への資源化を行っています。
~造粒固化施設にて~
~木くず破砕施設にて~
【クリーンユーキ株式会社(須坂市)への立入同行】
次に、須坂市のクリーンユーキ㈱にご協力をいただき、学生の皆様に事業概要等の説明を行っていただきました。
クリーンユーキ㈱では、産業廃棄物の中間処理として、下水汚泥を受け入れ、数カ月かけて切り返し等を行いながら発酵させ、堆肥を製造しています。
~堆肥化施設にて~
産業廃棄物の処理施設は、経済活動を行っていれば必然的に発生する廃棄物の受け皿として、また、資源の循環利用を促進するためにも必要な施設である一方、廃棄物を扱うことは、周辺に騒音、振動、悪臭等の生活環境保全上の支障を生じさせるリスクも併せ持っています。
今回参加いただいた学生の皆様には、そういった2面性について理解いただき、様々な思いを持っていただけたようです。
学生の主な感想を紹介します。
・汚泥を肥料に作りかえるという発想で余すことなく利用し、循環させることはこれからの社会で必要な事業と感じた。
・解体後の廃棄物や汚泥をどのように社会環境に負荷をかけずに処理するか、懸命に取り組まれていることを学べてよかった。
・産廃施設は、通常は禁止されている行為に対して県が許可を出すことにより稼働できるため、許可を出すだけではなく、適正に処理しているかを監視することも県の仕事として非常に重要な業務であると感じた。
・県職員はデスクワークで堅苦しい印象を持っていたが、実際に現場に出向くことで企業サポートや大切な資源・景観をまもっているのだと感じた。
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